妊娠中のセックス・自慰の注意点|後編
妊娠中は特に腹部への圧迫や圧力に気をつけましょう。赤ちゃんがいるところだからこそ、行為中も圧迫しないよう注意を払うことが大切です。
腹部を圧迫したり圧力がかかる体位は避ける
妊婦の体で一番守るべき場所といえば、赤ちゃんを育てているお腹が挙げられます。だからこそ、セックスやオナニーでは腹部を圧迫したり圧力をかけたりする体位は避けるようにしましょう。特に、うつ伏せなどの体位は避けるべきです。
自分では息苦しさを感じなくても、お腹の中にいる赤ちゃんが圧迫されてしまう恐れがあるので大変危険といえます。何も問題がなくても、できるだけこうした体位はやめた方が良いでしょう。安全に赤ちゃんを育てるために、自分が慣れている体位であっても避けるべきです。
また、人によっては特定の体位でないと感じにくいという人もいるでしょう。しかし、妊娠中はあらゆるトラブルの危険が潜んでいるため、感じやすい体位を新たに見つけるなどの工夫も求められますよ。
セックスや自慰をする時は感染症予防を徹底する
妊娠中の女性の膣は自浄作用が通常に比べると低下しており、感染症にかかりやすくなっています。だからこそ、セックスやオナニーをする時は感染症予防を徹底しましょう。
行為前からしっかり対策することで、トラブルや感染症を防ぐことができます。夫婦共に意識して対策すれば、より効果のある対策法になるでしょう。手を綺麗に洗ったりタオルを綺麗なものにしたりするだけでも効果はあります。
ただし、どんなに対策しても感染症にかかってしまうことも。普段と何か違うと感じたら、すぐに診察を受けましょう。
乳首への刺激もできるだけ控える
膣やクリトリスへの刺激が思うようにできないとあれば、乳首への刺激を考える人も多いでしょう。しかし、乳首への刺激は子宮収縮の危険性を高めるため、できるだけ控えた方が良いですよ。より張りを強く感じる可能性もあるので、過度の刺激は避けましょう。
ただし、ソフトタッチであればある程度刺激しても問題ないと言えます。どこを刺激するにしても、大切なのは「刺激を与えすぎない」ことです。過度な刺激は子宮収縮やお腹の張りを感じさせる原因になるで、なるべく避けるべきでしょう。
妊娠中は妊娠前に比べると、さまざまなことが制限されます。性欲を感じてもそれを上手く消化できないこともあるので、自分の中で割り切っていくことも大切ですよ。
医師から安静を言い渡されている場合は行わない
妊娠中、自分の体調がいくら優れていても、医師から安静を言い渡されている場合は、セックスやオナニーはやめましょう。医師は赤ちゃんやお母さんのことを考えて安静を言い渡しているので、それを守るべきです。
また、医師の指示を無視することで大きなトラブルに発展する恐れもあります。「あの時、従っていれば…」と後悔したくありませんよね。だからこそ、医師の言葉には従うようにしましょう。
夫婦共に体調に気をつけるだけで、より安全な出産へと繋げていけます。性欲を感じても、自分の感情を優先させすぎないよう自制しましょう。
普段から夫婦で性行為について話し合っておく
性行為については、普段から夫婦で話し合っておくことも大切です。いくら母親だけが「オナニーに気をつけよう」「セックスは控えよう」と気をつけていても、夫が楽観視していればトラブルに繋がる恐れがあります。
だからこそ、妊娠中は夫婦で考え方を合わせるべきです。「妊娠中のセックスにはこういう危険がある」「何か起こった時にはこういう対処が必要」と二人で認識を揃えておくことで、万が一の事態にも焦らずに対応できるでしょう。
また、性欲を全く感じなくなったなら、それもはっきりと意思表示するべきです。性欲について話し合うことで、セックスレス問題を未然に回避できるでしょう。
出典:新中野女性クリニック『妊娠中に乳首を刺激すると良くないと聞きましたが、本当ですか?』
http://snwomen.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/106/~/妊娠中に乳首を刺激すると良くないと聞きましたが、本当ですか?
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