夢想家って一体どんな人なの?
夢想家についてざっくり解説すると、実現できそうにもない夢や希望を追いかけている人のことを言い、現実主義者からは「非常識な人」というニュアンスを込めて使われることもある言葉なのです。
今回は、そんな夢想家に多い性格や特徴を徹底解説します。さらに夢想家であることのデメリットや、混同されがちな「理想家」との違い、占いから見る夢想家になりやすい人についても併せてご紹介します。
また、夢想家とは正反対の考えを持つ「現実主義者」の特徴についても詳しく解説するので、興味のある人はぜひ最後までご覧くださいね。それでは、まず夢想家の意味や類語等を詳しく見ていきましょう!
そもそも「夢想家」とは?
夢想家の意味
冒頭でもご紹介したように、実現できそうにもない夢や希望を追いかけている人のことを「夢想家」と言います。夢想家の良いところは、「自分はこうなりたい」と夢や希望をいくつも持っていることでしょう。
しかし、現実的に見て叶えることが可能かどうかには重きを置いていないため、ただ夢を見るだけで終わっているのが特徴です。
そのため、しっかりと現実と向き合って夢や希望を叶えている人には、夢想家は「非現実的な世界へと逃げている人」に見えてしまうこともあります。
夢想家の類語
夢想家の類語には「ドリーマー」「ロマンチスト」「夢追い人」などが挙げられます。前述したように、夢想家は実現できそうにもない夢や希望を追いかけていたり、非現実的な世界へと逃げているような人を指します。しかし、これらの類語に変換してみるとなんだかワクワクするような印象を受け、急に素敵な言葉のように聞こえるから不思議ですね。
とはいえ、「夢見がちな人」「逃避的」といった言葉も、夢想家の類語として使われることが多いようです。これらの類語に変換してみると、褒め言葉としてはあまり使えないと感じるでしょう。
夢想家の対義語
夢想家の対義語には「現実主義者」という言葉が挙げられます。英語で表すと「realist(リアリスト)」です。現実主義者は、夢や希望をただ持っているだけでは生きていけないことを知っています。
例えば恋愛において、夢想家は「いつか必ず白馬の王子様が迎えに来る」といった希望を持つのに対し、現実主義者は「経済力のある男性と結婚したい」など、より現実的な願望を抱きます。
加えて、その願望を叶えるために行動するか否かという点も、夢想家と現実主義者の違いと言えるでしょう。夢想家と理想家の違いについては、後で詳しく解説します。
夢想家を英語にすると
夢想家を英語にすると「dreamer」となります。夢想家の類語でご紹介した「ドリーマー」を英語表記にしたものです。
他にも、「escapist(現実逃避者)」「wishful thinker(幻想世界に逃げる人)」「visionary(実現不可能な)」などの英語がdreamerの類語として挙げられます。
夢想家に多い性格・特徴《前編》
そんな夢想家は、一体どのような特徴を持っているのでしょうか。ここでは、夢想家に見られる特徴について詳しく解説します。
空想的な夢がある
ほとんどの人が、幼い頃には空想的な夢を抱いた経験があるのではないでしょうか。例えば、幼稚園児に将来の夢を聞いてみたとします。すると、「魔法使いになりたい」「犬になりたい」といった答えが返ってくることがありますよね。これらは全て空想的な夢です。
そして、成長とともに空想と現実の区別がつくようになり、将来の夢は「小学校の教師」「美容師」「システムエンジニア」といった現実的な夢を語るようになる傾向が強くなります。
このように、大人になるにつれて空想的な夢がなくなり、代わりに常識的な思考が身につくことが多いですが、夢想家は大人になっても自由に空想的な世界を楽しんでいるという特徴が見られます。
空想とはそもそも、現実的に見てありえないような状況を妄想し、その妄想を膨らませることを指す言葉。そのため、夢想家とは正反対の考えを持つ現実主義者は、空想的な夢を持った夢想家は非常識人だと感じることもあるようです。
夢に向かって行動できない
夢想家には、夢に向かって行動することができないという特徴もあります。前述したように、夢想家が抱いている夢は空想的なものが多いため、そもそも自分が抱いている夢を叶えること自体が難しいのです。
例えば、学校にも通わず家事もせず、就職活動や職業訓練もしない所謂「ニート」と呼ばれる人たちは、夢想家になる可能性が高いかもしれません。
ニートになる理由は人それぞれですが、やはり世間からの風当たりは強いでしょう。すると、一部の人は保身のために大きな夢を語るようになります。
「いつか事業に成功して絶対ビッグになるから」「今はまだ無理だけど、必ずのし上がるから」等と、周りを安心させて自分への風当たりを弱めるために夢を語るものの、実現に向けて行動はしないというケースが少なくないようです。
現実から目を背けがち
夢想家は、現実世界で不満やストレスをたくさん感じると、非現実的な世界へと旅立ちます。そして、空想的な夢を思い描くのです。なぜこのような行動をするのかというと、自分の精神を崩壊させないように、現実から目を背けて自分自身を守ろうとするためです。
例えば、「趣味で書いているブログがある日大人気になり、書籍化が決定。その本がベストセラーになって、年収1,000万円になる!」といった妄想を繰り広げます。
夢のある妄想をすること自体は悪いことではありませんが、非現実的な夢や希望を抱くだけではお金を稼ぐことはできません。そのため、自分の精神を守ることはできても身を守ることは難しいでしょう。
豊かな想像力がある
豊かな想像力を持っていることも、夢想家の特徴として挙げられます。夢想家は、現実主義者から非常識人だと思われがちです。ですが、常識から外れた考え方や豊かな想像力があることは、夢想家の強みと言えるでしょう。
この世に生まれてきた発明のほとんどは、夢想家たちが思い描く夢が形になったものと言っても過言ではありません。例えば、飛行機は、ライト兄弟が「空を飛ぶ乗り物があればなぁ」と思い描いたからこそ完成した発明品です。
なんとなく短所の方が多く見受けられる夢想家ではありますが、夢想家たちの奇想天外な考え方や豊かな想像力こそが、この世に新しいものを生み出す原動力となっているのかもしれません。
夢想家に多い性格・特徴《後編》
夢想家は素敵な長所を持っている反面、なぜこのような短所を持ち合わせているのでしょうか。ここからは、夢想家の性格についてさらに詳しく紐解いていきましょう。
劣等感を抱いている
空想的な夢を抱きがちな夢想家は、実は自分が常識から外れた夢を抱いていることに気づいていることがほとんどだといいます。そして、夢想している間はとても幸せな気持ちになるため、現実的に物事を考えなくても良いと思っています。
では、なぜ夢想家が劣等感を抱いてしまうのかというと、周囲に現実主義者がいるからでしょう。
前の項目でも触れましたが、夢想家は夢を抱いてもなかなか行動に移すことができません。ですが、ただ夢想しているだけではお金を稼ぐことができませんよね。そのため、現実主義者である家族や友人たちが、夢想家に夢を抱くことをやめさせようとします。
現実主義者から抱いていた夢を諦めるように説得されればされるほど、夢想家は自分自身をダメな人間だと思い込みます。そして自信をなくし、劣等感を抱いてしまうのです。
繊細で傷つきやすい
夢想家は常識から外れた夢や希望を抱きがちなので、前述したように現実主義者から夢を諦めるように説得されることもしばしばあります。
それでも自分の夢を諦めずに語る夢想家もいますが、自分に自信がない夢想家はとても繊細です。周囲の声に敏感に反応し、受け入れてもらえない自分に対してさらに劣等感を抱いてしまいます。
夢想家が抱く夢は常識から外れていることもあり、相手に理解してもらうのは簡単なことではありません。
そのため、「周囲に理解してもらえない→夢を諦めなければならない→自分に劣等感を抱く」といった悪循環が続くと、精神的なストレスから逃れようとして現実逃避を始めることも多々あります。
このように、とても繊細で傷つきやすい性格であることも、夢想家が夢に向かって行動できない一因のようです。
信念を曲げない・頑固
現実主義者から認められにくい夢を抱いている夢想家には、夢を肯定してくれる人が少ない傾向があります。自分を肯定してくれる人が現れるのは、自分の夢を形にして世に送り出すことができた時でしょう。
自分の夢を応援してくれる人が周囲にいない環境はとても孤独です。その孤独に打ち勝つためには、周囲からの声に耳を傾けず、自分で自分を認めてあげなければなりません。
その様子は、見方を変えれば「信念を貫いている」「主義主張に軸がある」と表現することができるでしょう。ですが、行動が伴っていなければ「意固地」といった印象を持たれてしまうことの方が多いです。
自分に酔っている
夢想家が抱く夢のほとんどは、具体的ではありません。「こんな世界だったら良いな」「いずれ自分はビッグになるんだろうな」などと漠然と思っていることが多いため、どうしたら思い描いている夢を叶えることができるのかをイメージしにくいのです。
そもそも、夢想家は夢を実現することを重要視していません。そのため、夢を叶えていない状態にもかかわらず、「こんな世界を考えられる自分すごい!」「将来ビッグになる自分すごい!」と自分を過大評価してしまうこともしばしば。
厳しい見方をすれば、夢を追いかけている自分に酔っているだけだと言えるでしょう。
夢想家であることのデメリット
ここでは、夢想家であることのデメリットと、そのデメリットを解消する方法について詳しく解説します。
理想の自分になかなかなれない
夢想家が抱く夢は、非現実的過ぎたり、あまりにも常識からかけ離れていたりするため、形として作り上げるのが非常に難しいです。そのため、自分の夢のために時間を費やせば費やすほど劣等感を抱き、理想の自分にはなれないことを実感して卑屈になる傾向があります。
つまり、夢想家は夢を実現させなければ理想の自分にはなれないと思い込んでいるのです。
ビッグマウスと思われてしまう
噓をついたり大口を叩いたりする人のことを「ビッグマウス」と言いますが、実は夢想家もビッグマウスだと思われてしまう傾向があります。なぜなら、夢想家が抱きがちな夢が非現実的過ぎるため、「叶うはずがない」「口だけなら誰でも言える」と思われているからです。
このようなデメリットを回避するには、周囲に語った夢を実現させるほかありません。夢を実現させるためには、行動に移すことが大切です。周囲に一生懸命な姿を見せることによって、本気であることをアピールしましょう。
ビッグマウスと思われないためには、ただのビッグマウスで落ち着かずに、実際に結果を残すことが重要です。
夢を否定されやすい
相手の夢を否定したり壊そうとしたりする人のことを「ドリームキラー」と呼ぶのですが、夢想家の周りには必ずと言って良いほどドリームキラーがいます。
ドリームキラーは、夢想家が非現実的で常識からかけ離れた夢を語ろうものなら、「君にそんな大きなことできるわけない」「馬鹿げたことを言わないで」等と言って否定するのです。
そして、やっかいなことに、夢想家の夢を否定するドリームキラーは、家族や友人など、案外身近な人が多いのです。身近な存在だからこそ夢を応援してほしいところですが、家族や友人は、夢想家に将来困ってほしくないからこそ否定するのです。
とはいえ、身近な人に夢を否定されるのはとてもつらいですよね。どうしても自分の夢を追いかけたい場合には、ドリームキラーではなく自分と考え方が似ている人に相談すると、気持ちが楽になりますよ。また、現実化のための具体的なアドバイスをもらえる可能性もあるでしょう。
信頼されにくい
夢想家が抱く夢や希望は非現実的ですが、夢想家本人は「夢とはそういうもの」だと思っています。しかし、現実主義者から見た場合、夢想家の考えていることがあまりにも常識からかけ離れているように感じられるでしょう。
特に、現状と大きく差が開いた夢物語を語っている夢想家が他者から信頼を得るのは簡単ではありません。
他者から信頼を得るためには、嘘をつかないことが大前提です。そのため、夢想家が現実主義者に信頼してもらうためには、抱いている夢や希望を実現させる必要があります。少しずつでも良いので夢を形にしていけば、ゆくゆくは信頼を勝ち取ることができるでしょう。
夢想家と理想家の違い
ここでは、夢想家と理想家が混同されてしまう理由である共通点と、夢想家と理想家の違いについて詳しく解説します。
《共通点》夢や希望を持っている
前述の通り、夢想家は実現できそうにもない夢や希望を追いかけている人のことを言います。一方の理想家は、人が思い描く最高で最善の状態を夢として掲げ、その夢を叶えたいという強い願望を持つ人のことを言います。
このように、二つの言葉には「夢や希望を持っている」という共通点があるため、同じ意味だと勘違いしている人も多いでしょう。ですが、夢想家と理想家には、理想に対する具体性の有無と、実現するための行動力の有無という違いがあります。
《夢想家》理想に対するイメージが淡い
夢を実現するためには具体的な目標を立てる必要がありますが、夢想家の場合は理想に対するイメージがあいまいという特徴があります。なぜなら、夢想家の思い描く夢や希望は非現実的なものが多く、漠然としていることが多いからです。
そのため、夢を実現させるために具体的にどうしたら良いのかが自分でもわからないのです。そのような状態では、夢を実現させるまでのプロセスを他人に説明することもできませんよね。そしてますます、自分の夢や希望を周囲に理解してもらいにくくなります。
《理想家》理想に対するイメージが鮮明
前述したように、夢や希望を持つ点は夢想家も理想家も同じです。しかし、夢想家は理想に対するイメージが淡いものであるのに対し、理想家の場合は理想に対するイメージが鮮明という違いがあります。
漠然とした夢では実現化のための設計図を明確にすることはできませんが、理想家の夢はっきりしていることが多いので、具体的な目標を立てやすいでしょう。また、他人に伝える必要がある際にも、夢の内容や夢を叶えるためのプロセスを説明することができます。
さらに、理想家は夢の実現に向けて行動し努力するため、他者からの信頼度も高い傾向があります。
《夢想家》夢を実現するために行動できない
先ほども触れたとおり、夢想家の夢は漠然としている傾向があるため、夢を叶えたくてもどこから手をつけて良いのかがわかりにくいです。
また、描く理想と現状がかけ離れ過ぎていることが多いため、「現時点で自分ができることは何か?」という思考が生まれにくいのでしょう。そのため、そこで考えを止めてしまい、行動に移す前に終わってしまいがちです。
もちろん、夢を実現して新しいものを世に送り出した夢想家もいますが、実現化に向けて行動しなければ、ただ夢想するだけになってしまうでしょう。
《理想家》夢を実現するために努力できる
「こうなれたら良いな」というぼんやりした夢では、実現に向けて自分がどのように行動したら良いのかわかりませんよね。
しかし、夢を実現するための設計図が明確になっている理想家は、夢を叶えるために自分がどのような行動を起こしたら良いのかを把握しています。そして、夢を叶えたいという強い願望を持っているので、努力を惜しみません。
また、理想家は自分の夢を周囲に語る傾向があります。周囲に理想を語ってしまったら、怠けることはできませんよね。理想家はそのようにして、自分の行動に責任を持って着々と夢の実現のために行動するといった点で夢想家とは異なります。
占いから見る夢想家になりやすい人
ここでは、夢想家になりやすい人を「干支」「星座」「血液型」「エニアグラム」の4つの占いを元にご紹介します。
【干支】辰年
干支占いで夢想家になりやすいと言われているのは、辰年の人です。他者からつかみどころのない人だと思われやすい辰年は、他人のことを気にせずに我が道を行くタイプです。それでいて自尊心が高く、意固地な性格であるケースが多くあります。
そんな辰年は、常識にとらわれない豊かな発想力を持っていて、思い描く夢や希望は非常識的なものだったりスケールが大きかったりします。しかしながら忍耐力が乏しく、思い通りに物事が進まないときは途中で投げ出してしまうこともあるようです。
そのため辰年の人は、思い描く夢を形にするのが難しい時にすぐに諦めてしまいがち。口では大きなことを言いながら、行動に移さないこともしばしばあるようですね。
辰年の人が夢をただの夢想で終わらせないためには、周囲の意見に耳を傾けて協力しあい、豊かな発想力を生かすと良いでしょう。
【星座】魚座
星座占いで夢想家になりやすいのは、魚座の人。純粋な心を持っていると言われる魚座は、大人になってもサンタクロースの存在を信じていたり、いつかきっと白馬の王子様が迎えに来てくれると思っていたりします。まさに、先にご紹介した夢想家の特徴そのものですね。
そんな魚座の夢や希望は、とにかく空想的で常識からかけ離れていることが多いです。そのため、周りにいるドリームキラーから「現実を見るように」と忠告されることも多くありますが、本人はその夢や希望が現実的に形にできるものだと信じてやまないのです。
とはいえ、魚座が思い描く空想の世界はとても独創的です。誰も思いつかないようなことを簡単に想像することができる魚座に理解のある現実主義者が現れたら、その独特な世界観を現実にすることができるかもしれませんね。
【血液型】AB型
血液型占いで夢想家になりやすいのは、AB型です。物静かな印象が強いAB型ですが、実は空想の世界へと旅立っていることがよくあります。アイドルとの恋愛を妄想したり、運命的な出会いを夢想するなど、非現実的な夢を見ていることも珍しくないようです。
さらに、独創性あふれる世界観を持っているのもAB型の特徴。常識からかけ離れた思考を繰り広げるので、普通なら思いつかないような発想をしたり、人がやらないようなことを目標に掲げたりすることもあります。
これだけなら夢想家と同じですが、AB型は有言実行タイプの、理想家に近い夢想家です。一度「やる」と決めたことは必ず最後までやり通す人も多いので、非現実的な夢を見事に形にすることも珍しくありません。
【エニアグラム】タイプ4
もともとエニアグラムとは、ギリシャ語で「9つの図」という意味を持つ幾何学図形のこと。この図形をシンボルとし、人間を9つの基本的な性格に分類した性格タイプ論を「エニアグラム」と呼んでいます。
エニアグラム診断で夢想家になりやすいのはタイプ4の芸術家。このタイプには、「発想力が豊か」「独創的」「ユニーク」といった長所があります。それでいて、夢や希望を失うと非現実的な世界に現実逃避するといった短所もあり、まさに夢想家の特徴が表れています。
ですが、強い忍耐や優れた洞察力、センスの良さも兼ね備えている人が多いことから、夢を実現できる可能性は決して低くはないようです。
出典: 日本エニアグラム学会『エニアグラムについて<1>』
https://www.enneagram.ne.jp/about/description/description_1
【番外編】夢想家と反対の現実主義者の特徴
ここでは番外編として、現実主義者の特徴について詳しく解説します。
真面目で計画的
現実主義者は夢を叶えるために徹底したプランを立てることができ、その計画から逃げずに真面目に取り組むという特徴があります。
現実主義者は想定外のことまで想定する力があります。例えば旅行のプランを立てる際、現地でどのようにして過ごすのかを決めるのは普通のことですよね。しかし、現実主義者の場合は雨天時のことまで考えて、プランを何通りも考えているということも珍しくありません。
また、現実主義者は楽な道に逃げることを嫌います。もちろん現実主義者も人間ですから、楽をしたいと思うこともあるでしょう。しかし、楽な道に逃げてしまえば成長が止まってしまうことを知っているため、逃げずに真面目に努力を続ける人が多いのです。
無駄な時間を省きたがる
現実主義者は、とにかく無駄な時間やお金を省きたがります。無駄な時間を過ごすことに重要性や意味を感じないからです。ゲームセンターによくあるクレーンゲームなどが良い例でしょう。
クレーンゲームは面白い遊びではありますが、欲しいぬいぐるみを取るのにかなりの時間とお金がかかってしまった経験はありませんか。
しかし、これなら購入した方が安いですし、早くぬいぐるみが手に入りますよね。現実主義者は常に現実と向き合っているので、いつぬいぐるみを取れるかわからないゲーム性を楽しむのではなく、ぬいぐるみを得るための最も早いルートを探すのです。
結果を重視する
結果を重視することも、現実主義者の特徴として挙げられるでしょう。現実主義者は常に現実を見ているため、そこに行き着くまでの過程ではなく結果がすべてだと判断します。
例えば、自分のキャリアを向上させることを目的として資格を取得するとしましょう。
しかし、せっかく取得した資格をキャリアに生かすことができなければ、勉強に当てた時間を無駄にしたと考える傾向があります。このように現実主義者は、どれだけ過程を頑張っても結果が伴わないのであればすべて無意味だ、と考えることもあるようです。
些細なことも指摘する
現実主義者は、おかしいと思ったことならどんな些細なことでも口に出して指摘する傾向があります。指摘する相手は主に家族や友人、恋人といった身近な人ばかりで、彼らが自分の常識からずれた発言や行動をすると気になって仕方がないのです。
少しでも「あれ?」「変だな」と思えばすぐに指摘してしまうため、鬱陶しく思われてしまうことも。とはいえ、本人に悪気はありません。むしろ「おかしいことだと教えてあげている」と正義感を持っていることでしょう。
前の項目で、夢想家の周りには夢想家の夢を壊そうとするドリームキラーがいると説明しましたが、そのドリームキラーとは、まさにこのような現実主義者のことを言います。
常識からかけ離れた空想や非現実的な夢や希望を抱く夢想家は、些細なことも指摘する現実主義者の格好の的になりやすいのです。
確かな情報を欲しがる
確かな情報を欲しがるのも、現実主義者の特徴です。常に現実と向き合っている現実主義者にとって、根拠のない情報はただの空想にすぎません。そのため、情報源が怪しいものはすぐに信用せずに、より確かな情報を求めて調べることでしょう。
なぜここまでして確かな情報を欲しがるのかというと、それは先ほどご説明した「結果を重視する」「無駄な時間を省きたがる」という性格に関連しています。
確かな情報を元に行動しなければ時間の無駄になる可能性があります。そして、確実に結果を出すためには失敗のリスクを避けなければならないため、確実な情報を欲しがるのです。
恋愛では奥手
現実主義者は、リスクを伴うような行動を極端に嫌います。現実的に考えて不可能だと思ったら、冒険せずにその道を避けるでしょう。そしてその行動は、恋愛にも反映されるのです。例えば、好きな人ができても告白に失敗するかもしれないというリスクがあるので、なかなか勇気を出すことができません。
また恋人関係においても、自分が思っていた反応とは違う反応を相手がする可能性を考えてしまい、つい臆病になってしまうことも珍しくないようです。そのため、サプライズ等は特に苦手でしょう。
このように、現実主義者は恋愛に関してはかなり奥手な傾向があります。
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