心理の前に!タトゥーについて解説
タトゥーがどんなものなのかをわかった上で心理を知ると、入れる意味や理由も深みが増して感じられるかもしれませんね。
刺青との違いは?
タトゥーは英語の「Tattoo」のことで、皮膚に針などで傷をつけて、着色料を入れることによって文字や絵を描いたものを指します。つまり、タトゥーと刺青は同じものだと言えるでしょう。
厳密に言うと技術的な面で違いがあり、刺青の方が針を深く刺し、タトゥーは浅く針を入れるようですが、本質的には変わらないと考えられます。
場合によっては、デザインが洋風のものや若者の解釈では「タトゥー」、和風デザインや年配者の解釈を「刺青」と分けることもありますが、使い分けは人によるので一概には断言できません。
また、刺青は「入れ墨」と表記することもありますが、どちらも同じものを意味します。ただし、江戸時代に罪人に入れられた墨を指す場合には、「刺青」とは表記せずに「入れ墨」と書くのが正しいようです。
ヘナタトゥーとの違いは?
タトゥーに似たもので「ヘナタトゥー」というものがありますが、こちらは似ているようで全くの別物だと言えるでしょう。
ヘナタトゥーは、「ヘナ」という植物から作られた染料で皮膚を染めるボディアートで、皮膚の新陳代謝によって2週間~1か月ほどで消えるので、気軽にタトゥー気分を味わえるものとして人気があります。
皮膚に傷をつけて染料を入れるタトゥーに対して、ヘナタトゥーは植物由来の染料で皮膚を染めるだけなので、肌トラブルが少ないこともメリットです。しかし、基本的にはヘナの持つ色素である茶色っぽい色にしか染まらないため、カラフルなデザインやリアルな刺青っぽさを求める人には少々物足りなさを感じるとの声も見られます。
温泉に入れないのはなぜ?
かつて、日本では罪人に入れ墨をする刑罰がありました。また、暴力団員が刺青をしているイメージが強くあるため、刺青やタトゥーは周囲に威圧感を与えるネガティブなものという印象がいまだに浸透しています。
温泉施設は人々が心と体を癒す目的の娯楽施設のため、威圧的な人がたくさん来てしまうと、そのほかのお客さんが落ち着いて利用できないという懸念が出てくるのです。
そのため、多くの温泉施設では、利用客からのクレームやトラブル回避のために、刺青やタトゥーを入れている人の利用を断っているのだと考えられます。
タトゥーをファッションで入れている人は、暴力団の刺青とは全く違うと主張したくなるはずですが、タトゥーに馴染みがない人が違いを見極めるのは難しいのではないでしょうか。線引きが曖昧で、収拾がつかないならば禁止にしよう、という結論に至る施設が多いのです。
デザインや入れる場所によって意味は違うの?
タトゥーのデザインや入れる場所によって、意味はあるのでしょうか。結論から言うと、意味を持つかどうかは人それぞれで、単純に気に入ったデザインを選んだり、目立たせたいか、隠したいかによって入れる場所を選ぶ人も多いといいます。
一方で、タトゥーに強いこだわりを持っている人の場合は、意味を込めて彫っている人もいるようです。例えば、肩や腕の部分は他人にアピールしやすい部分であるため、ここに彫られるタトゥーは「自分がこうありたいと願う心理」を表現していると言われています。
また、一見恐ろしく見えるドクロのデザインは、死は誰でも平等にやってくることから「平等」の象徴として使われたり、「魔除け」を意味することもあるモチーフです。ちょっと怖いタトゥーをしている人も、案外ピースフルな思考を持っているのかもしれませんね。
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