「お義父さん、転んで骨を折ったらしいよ」と、同年代の人を引き合いに出す
「『酒屋のおじさん、屋根から落ちたんだって』と言ったら、今年から雪おろしは主人の役に」（20代女性）というように、身近な例を上手に使うと、父親に年齢を意識してもらうことができそうです。過剰に心配しても反発を招きかねないので、「お父さんも気をつけてね」と言い添える程度に留めましょう。
「どっしり構えてるほうがかっこいいよ」と、落ち着きぶりを褒めてみる
「若い者を放っておけない性分の父に、『父さんと話すだけでホッとする』と打ち明けたら、珍しく聞き役に」（20代女性）というように、年長者ならではの鷹揚な構えに期待を込めるのもいいでしょう。「頼りにしている」というニュアンスを含めれば、せっかちな父親も満足してくれるかもしれません。
「人に任せるのも『度量』ってもんじゃない？」と、「俺がやらねば」モードを牽制する
「『いつまでも出しゃばってたら、後進が育たないよ』と真面目に諭したら、ハッとしてました」（20代女性）というように、「引き受け過ぎ」が目に余る父なら、やんわり本音を告げる手もあります。他人からだとムッとしそうな話でも、娘の言葉ならすっと心に響くかもしれません。
「ずっと元気でいてほしいんだから」と、子どもの情で訴える
「リタイア後もボランティアで大忙しの父。『倒れないか心配だよ』と本気で迫ったら、ばつが悪そうに頭をかいていました」（20代女性）というように、親を想う気持ちがストレートに伝われば、父親も少しは自重してくれるでしょう。「約束だよ！」と念押ししておくのも忘れずに。
「最近うっかりが増えてきたんじゃない？」と、客観的な感想を言う
「芸能人を見て『名前が出てこない』と頭を抱えていたので、『トシだね！』とすかさず突っ込みました」（20代女性）というように、素直な感想として、父親の年齢に触れるのもよさそうです。やりすぎるとケンカになりかねないので、「気をつけてよー」と冗談めかしておきましょう。
「お父さんが怪我したら、お母さんが大変」と、人への迷惑に思い至らせる
「『父さんが倒れたら、誰がお世話するの？』と迫ったら、返す言葉もなかったみたい」（20代女性）というように、「無理をしたら困る人がいる」と思い知らせるのもいいでしょう。「いつも父さんをフォローして、母さんは優しいよね」などと、母のほうを持ち上げてみるのもよさそうです。
「『年相応』って言葉、知ってる？」と、奮闘ぶりに呆れてみせる
「兄に負けじと大型二輪を買おうとする父に、『30代と張り合うなんてどうかしてる！』と全否定」（20代女性）というように、行動力がありすぎる父には、ズバリと進言したほうがいいこともあるでしょう。やりすぎると意固地になる場合もあるので、しつこく責めすぎないほうがよさそうです。
「限度を知らない大人はカッコ悪いよ！」と、行き過ぎを指摘する
「『俺ならこんなの余裕だぞ』と引っ越し会社のバイト君と力比べを始めた父。『こちらにお願いしてるんだから…』とやめさせました」（20代女性）というように、父親の度を越した奮闘振りには、その場で釘を刺したほうがよさそうです。思わぬ怪我などにつながることもあるので、断固とした態度で臨みましょう。
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