「既婚者の上司が好き」に関する専門家の意見やアドバイス
障害が大きいほど恋は燃え上がる
魅力的な人に出会った時、パートナーがいたらどうしますか?危険な恋に身を投じるよりも、さっさと次の相手を探しそうというのが一般的な考え方でしょう。しかしなかには、あえていばらの道を選ぶ人もいます。『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)には、以下のような記述があります。
「障害は恋を盛り上げてくれます。心理学者ドリスコールらが恋人同士を対象に行った調査でも、お互いの親が二人の交際に反対しているほど、恋愛満足度が高くなることが指摘されています。こうした現象を『ロミオとジュリエット効果』といいます。
恋の行く手をはばむ障害の一つが、『すでに相手にパートナーがいる』というパターン。相手がいるというのは、それだけ魅力がある証拠。恋人や配偶者がいる相手に惹かれてしまうのは、生き物として当然のことなのかもしれません。
しかし、相手がいると知って諦める人もいれば、かまわずアプローチする人もいます。後者の人には、ナルシスト、飽きっぽい、流されやすい、さみしがり屋といった傾向があり、結果的に危険な恋に走りやすいタイプといえます。
浮気や不倫、略奪愛は、禁じられているからこそかえって情熱的になり、それを愛の深さだと錯覚してしまいやすいので、注意が必要です。手に入れたとたんに情熱が冷めることも少なくありません。
好きな人に恋人がいたら?
惜しくも好きな人に恋人がいた場合、すんなり諦めてもよいですが、さりげなく好意をアピールしておくのも一つの手。『彼女がうらやましい』『別れたら僕と会ってほしい』などと言っておくと、相手が別れたときに恋人候補として浮上し、急展開が訪れる可能性も。一途になりすぎるとつらいので、ほかの異性にも目を向けつつ気軽にアピールするのがポイント。」
このように、すでに相手がいる人を略奪することを好む女性は、一定数いるものです。しかし相手が既婚者の上司ともなれば、不倫がバレた時のリスクはとても大きいので、安易に禁断の恋に踏み出すべきではないでしょう。
既婚者と交際するなら、お互いに「覚悟」が必要
男女である以上、恋愛をするのは自由ですが、配偶者がいるにもかかわらず、他の人と関係を持つのは褒められたことではないでしょう。既婚の上司を好きになるなど、道ならぬ恋に足を踏み入れる場合も、やはり相当の覚悟が求められるに違いありません。『大人の「男と女」のつきあい方』(川北義則)には、以下のような記述があります。
「不倫を奨励するわけではないが、糾弾するつもりもない。『隣の芝生は青い』ではないが、男女を問わず、結婚した身であっても配偶者以外の人間と一時の恋を愉しみたいと思っても罪にはならないだろう。『隣の芝生は立ち入り禁止』を決めているなら、それはそれで結構なこと。だが、思い切って、隣の芝生に足を踏み入れてみたいというなら、それ相応の覚悟と準備が必要だ。
とくに家庭は大切という前提があるならば、その意志を折に触れて相手に明確にしておくこと。そして、不倫の秘密はお互い厳守。これが守れないなら、火傷する前に別れることだ。
ある既婚者が、かなり年下の女性と不倫をしているとき、相手の女性が『奥さんを大切にしない人は私も大切にしてくれないからイヤ』という言葉を口にしていたそうだが、不倫をしている男にとって理想的なそんな感情を、いつまでも保っていられないのがまた女でもある。」
このように、女性側にはつらいことかもしれませんが、既婚の上司などと付き合っている場合は、相手が家庭をどうするつもりなのかを早い段階で確認しておいたほうがいいかもしれません。
<参考文献>
『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)
『大人の「男と女」のつきあい方』(川北義則)
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