別れと復縁を繰り返すカップルに未来はある？何度も別れる心理とは

別れを一時的なケンカみたいなものだと思えば、仲直りのハードルは低い

彼氏と距離を置くことを「別れた」と表現してしまうと、元のサヤに戻る「復縁」のハードルも高くなってしまいますが、「ケンカして一時的に離れているだけ」だととらえるようにすれば、「仲直り」も難しいことではないでしょう。『いつのまにか復縁できている潜在意識の書き換え方：「あれ？　別れたはずなのに…」』（福原恕）には、以下のような記述があります。

「別れを大げさに考えてしまうと復縁が特別なことになります。特別なことにしてしまうと願望は叶わなくなります。

別れは一時的なケンカみたいなもの。そう思えば仲直りするのも普通のことです。そんな感覚に切り替えていくと、こじれた糸が一瞬でほどけるように相手との新しい関係を作り直すことができます。

離れている間は絶望的な距離がある気がするものですが、気のせいです。いざ元サヤに戻ると離れていたのが嘘だったのではないかと思うほど、実は心の距離は開いていないのです。10年ぶりに古い友達に会ったときと同じです。なつかしさもそこそこに、３分もすれば昨日まで会っていたかのような感覚になるでしょう。久しぶりに実家に帰って両親に会う感覚とも似ています。帰省のたびに涙を流して抱き合ったりはしないでしょう。二言三言交わせばさっきまでそこに住んでいたような気がしてくる。それが縁というもの。離れてもつながっているのです。恋人との縁も同様に、一時的に離れてもつながっています。」

このように、別れと復縁を繰り返すカップルは、「ケンカと仲直りを繰り返しているだけ」という感覚で、くっついたり離れたりすることを延々続けているのかもしれません。

復縁できる人とできない人の違い

願ったら誰もが必ず復縁できるわけではありません。復縁上手な人と復縁下手な人では、何が違うのでしょうか。『復縁をしたい貴女へ』（安河内正）には、以下のような記述があります。

「恋愛上手な人がいるのと同じように、復縁が上手な人、下手な人というのがいます。復縁を成功させる人と、そうでない人の特徴を知ることにより、元の関係に戻るための大切なこと、コツというものを自然と身につけることが可能です。

ここからは、復縁できる人やできない人が、どんな行動や考え方をしているのかを紹介していきましょう。


復縁できる人の特徴は、努力をおこたらない人です。例え女性から振ったとしても、別れてしまうと2人の間には溝ができてしまいます。その溝を埋めるために大切なのが努力です。原因を追究したり、感謝の気持ちを忘れず、そして自分磨きをしたり、積極的に行動したりする。復縁をする時には、どんなことをしても彼を取り戻すという『強い希望』を持ち、努力をしていくことが重要でしょう。

他に復縁できる人の特徴は、相手の気持ちを考えられる人です。自分の気持ちを最優先してしまう人は、闇雲にアピールしたり、自分の都合でやたらとメールを送ったりすることがあります。別れの事実はつらいですが、必要以上にしつこく迫ってしまうと、彼に避けられてしまうことになるでしょう。元の関係に戻りたいという強い気持ちを抑え、まずは相手のためになる行動をすることが大切です。

恋愛は2人でするものですし、復縁を成功させるには、彼の恋愛の矢印をこちらに向かすことが必要になります。

復縁できない人の特徴の一つが、彼氏を束縛してしまう人です。付き合っている時、束縛ばっかりしてしまうと、彼は居心地の悪さを感じ、自由を求めるようになります。別れた後も促レスを要求したり、行動を細かくチェックしたりすると、『重い女』認定され、彼の心はますます離れていってしまうことになります。

別れの原因に、『相手に依存しすぎてしまった』『束縛が激しすぎた』というものが理由になっていることも多いです。束縛などが原因で分かれてしまったならば、いかに未練を見せずにコンタクトをとれるかが大切になってくるでしょう。

他には、別れた原因を相手のせいにしてしまうのも、復縁できない人の特徴です。仮に彼の浮気や目移りが原因で、別れてしまったとしましょう。この場合、女性は彼に『不倫癖をなおしてもらう』『その上で復縁してもらう』という、2つの条件を課すことになります。相手に多くことを要求するほど、元の関係に戻るための難易度は高まります。

また、別れた原因を全て相手のせいにすると、女性は努力する必要なく、自分を成長させることはできません。彼が浮気してしまったのも、『安心してオシャレや言葉遣いに気を使わなくなった』『仕事を優先させ寂しい思いをさせてしまった』など、根底には女性に対する不満が原因になっていることもあります。

元の関係を目指すならば、『彼が全て悪い』と決めつけず、どうすれば相手が『復縁したい』と思ってくれるのかを考えながら行動することが大切です。」

このように、独りよがりな態度で復縁を迫る人は、成功する確率が低いようです。どうすれば相手も復縁したいと考えるようになるのかを念頭に置いて行動しましょう。

＜参考文献＞
『いつのまにか復縁できている潜在意識の書き換え方：「あれ？　別れたはずなのに…」』（福原 恕）
『復縁をしたい貴女へ』（安河内 正）