「友情結婚」に関する専門家の意見やアドバイス
そもそも「友情結婚」って何?
昭和や平成の時代を経て令和となり、結婚の様式も多様化してきたのでしょうか。最近では、「友情結婚」という聞き慣れない結婚スタイルがあるようです。『友情結婚 募集中:【友情結婚とは何か?】【令和結婚のNEW スタイル】自分たちのライフスタイルを維持したい』(新結婚様式研究社)には、以下のような記述があります。
「そもそも、友情結婚とは何なのでしょうか。
聞き覚えがない人も多いため、そもそも友情結婚がどのようなものなのかわからない人がほとんどだと考えられます。
単語の内容から、友達同士の感覚で至った結婚を連想する人が少なくないのではないでしょうか。
このような認識は、実はあながち間違いではありません。
というのも、友情結婚は恋人同士のように恋愛関係を踏まえて発展していく婚姻関係ではなく、友情や信頼などの面を重視した結婚を指しているためです。
もちろん恋愛結婚も、パートナーに対する信頼を大切にした婚姻関係ではあります。
だとしたら恋愛結婚との違いはというと、恋愛感情と性行為の有無が大きなポイントです。
恋愛結婚は名前の通り相手に対して恋愛感情を抱いているため、当然相手に対して自然と性行為を求めることになります。
相手の性欲に応えるかどうかはパートナー次第ではあるものの、一般的に恋愛結婚は子づくりと愛情表現を兼ねた性行為をはらんだものであると考えられているのです。
それに対して友情結婚は、相手に対して恋愛感情はおろか、性欲すらほとんど抱いていません。
つまり結婚相手はあくまでも恋愛対象ではなく、友人や親友、家族に近い関係となっています。
このような点から、どちらかと言えば偽装結婚に近いものではないかと考えられることがあります。
ただ偽装結婚は場合によっては相手の同意が得られていないことがありますが、友情結婚は結婚スタイルについて相互の同意を得た上で結婚しています。
つまりお互いの利害が一致したことで婚姻関係という契約を結んだ、いわば契約結婚だと言えるのです。
それでも契約結婚のように相手との関係が契約上のものというわけではなく、人生のパートナーとして認め合っています。
なので偽装結婚や契約結婚のようにドライな関係に近いものはあっても、実際には全く異なった新しい結婚のスタイルとして世間に提案されたものなのです。
ちなみに通常の恋愛結婚は性行為を含まないものとして考えられているのですが、お互いの意見や価値観のすり合わせ次第では、子どもを作るパターンもあります。
このため必ずしも性行為を含まないことが友情結婚ではないのですが、子どもの有無に関しては事前にパートナーと意思確認をしておくことが必要です。」
このように、恋愛を経て結婚することが困難な場合、信頼できるパートナーを人生の伴侶に選ぶ場合があるようです。お互いを認め合っていることが前提にあるため、偽装結婚や契約結婚に比べて血の通った関係を築くことができるのかもしれません。
友情結婚のメリット、デメリット
では、友情結婚にはどのような利点と欠点があるのでしょうか。『【新結婚様式】今、増えています【友情結婚】:旧結婚システムにとらわれない【実は、互いの理解率『高』 】【価値観が一致して、離婚率が『低』】【 恋愛感情なく、利益を得られるので『中』立】』(恋愛相談出張所)には、以下のような記述があります。
「【友情結婚の良いところ】(中略)
(1)言い争いがない
考えや好みが一緒であれば、仲の良い友人になれますよね。
つまり『友達と結婚する』ということは、『考えや好みが一緒の人と結婚する』ということなのです。
そのため、意見が分かれて言い争いになったり、トラブルが起きにくいのです。(中略)
(2)理解し合える
友情結婚は『異性は恋愛対象外』、『性行為が嫌い』『子供は欲しくない』といった恋愛に関する考えが一致する男女の結婚です。
お互いの方針が一致しているので、結婚後によく聞く『セックスレス』や『不倫』のようなトラブルはありません。(中略)
(3)気持ちが左右されない
恋愛結婚では、恋愛感情によって気持ちが左右されることがあります。
例えば『結婚したら女性らしさがなくなってしまい、魅力的に感じられなくなってしまった』、『パートナーが自分以外の人のことを好きになってしまわないか不安』といった感情です。
しかし、友達との結婚ではこのような心配や不安を感じることはありません。(中略)
(4)親を安心させることができる
自分がセクシャルマイノリティであることをカミングアウトできず、いつまで経っても独身でいると心配に思う親も少なくありません。
そこで友情結婚をすることで『結婚した』という実績をつくることができ、両親を安心させることができるのです。
(5)信頼度が増す
住宅などの大きな買い物をする時に、一人で購入しようとするとなかなかローンを組み無いことがあります。
しかし夫婦で購入するとローンも組みやすいうえに、返済も楽になります。
『配偶者がいる』というだけで、社会的な信頼度がアップするのです。
【友情結婚の悪いところ】(中略)
(1)理解を得にくい
友情結婚をする人は増加していますがまだまだ主流でなく、周りが反対することが多いです。
しかし『結婚』というものは本人同士が良ければそれで良いので、結婚が出来ないというわけではありません。
それでも両親や親戚、友人に祝福してもらった法が幸せですよね。
『とりあえず結婚して両親を安心させたい』という気持ちから友達と結婚をする人も多いですが、時には逆効果になることもあるのです。
(2)子供をつくるのが難しい
友人関係から結婚に至ると、性行為をしないことがほとんどです。
そのため結婚をする時に『子供をつくろう』と計画する人はほとんどいません。
しかし、生活をしていくうちに夫婦のどちらかが『やっぱり子供が欲しい』と考え方が変わることもあります。
このように途中で子供が欲しくなっても、相手も同じ考えでなければ子供をつくるのは難しいでしょう。」
このように、惚れた腫れたの感情が介在しない友情結婚の場合、気持ちのすれ違いが起きにくく、穏やかな関係を保ちやすいのがメリットかもしれません。また、結婚したことにより、社会的な信頼を得られる場合もあるでしょう。一方で、周囲の理解を得られなかったり、子どもを持つのが難しかったりするといったデメリットもあるようです。
<参考文献>
『友情結婚 募集中:【友情結婚とは何か?】【令和結婚のNEW スタイル】自分たちのライフスタイルを維持したい』(新結婚様式研究社)
『【新結婚様式】今、増えています【友情結婚】:旧結婚システムにとらわれない【実は、互いの理解率『高』 】【価値観が一致して、離婚率が『低』】【 恋愛感情なく、利益を得られるので『中』立】』(恋愛相談出張所)
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!