「おっぱいの柔らかさ」に関する専門家の意見やアドバイス
おっぱいの9割は脂肪
おっぱいの柔らかさの秘密について、的確に説明できる女性は少ないでしょう。『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋美玄)には、以下のような記述があります。
「(前略)
ふんわりとなだらかな曲線を描く”乳房”は女性らしさの象徴。顔をうずめたくなるような豊かな乳房も、スリムな身体に似合う控えめなサイズの乳房も、それぞれに魅力的で、思わずむしゃぶりついてしまう男性もいるようですが、ちょっと待って! 前述したとおり、乳房は女性にとってそれほど感じるパーツではないのです。
乳房は脂肪が9割、残りは乳腺というもので構成されています。乳腺とは、女性が妊娠した後に母乳を分泌するためのもので、ぷりっとして弾力がある乳房の人はこの密度が高く、マシュマロのようにふんわりとした触り心地の乳房は密度が低いといわれています。いずれにしろ、乳房に張りめぐらされた神経の数は、身体のほかの部分と比べると格段に少なく、それゆえに強く揉んでもワシづかみにしても、性感にはつながりにくいのです。
脂肪と乳腺の割合は、乳房の大きさが変わっても関係ありません。つまり乳房の大きさと感度にはなんの関連性もないのです。『おっぱいが大きいと感度がにぶい』という俗説がありますが、まったくもってバカバカしいことです。」
このように、おっぱいに張りめぐらされた神経の数は少ないため、性感にはつながりにくいようです。また、脂肪と乳腺の割合は一定なので、「おっぱいが大きいと感度がにぶい」という俗説が嘘であることもわかるでしょう。
柔らかいおっぱいを揉みたくなる気持ちはわかるけど……
柔らかいおっぱいを強く揉みしだこうとする男性は多いもの。しかし、やみくもにいじられたところで、女性にとっては痛いだけで、快感など得られるはずもありません。では、どのように触ってもらうといいのでしょうか。男性向けに書かれた恋愛指南書『最高の快感に達する「スローセックス」の教科書―DVD付き』(アダム徳永)には、以下のような記述があります。
「裸の女性を目の前にすると、ついオッパイをワシワシと揉みしだいてしまう男性が多くいます。
ただ、女性もオッパイを揉まれることで確かに興奮はしますが、そこに快感はありません。
女性を感じさえるには、性感帯を愛撫することが大事です。性感帯とは、つまりは神経ですが、乳房のふくらみを形成している脂肪の中に快感を感じる神経はありません。自分のほっぺたを指でつまんでみてください。力いっぱいつまんだら、そのままグリグリと揉んでみましょう。どうですか? 気持ちいいですか?
当然、痛いばかりで気持ちいいわけがありません。形が崩れるほどオッパイを強く揉まれている女性は、この何倍もの痛みと戦っていることを肝に銘じてください。
脂肪を揉んでも快感にはなりません。ところが、乳房でも神経が広がっている”表面”をアダムタッチしていけば、たちまち優秀な”性感帯”にすることができます。スローセックスの基本技”アダムタッチ”については、後述しますが、五本の指を使って皮膚に触れるか触れないかくらいで行なう、超ソフトな愛撫テクニックです。」
おっぱいを強く揉まれても、女性が快感など得られないばかりか、痛みを我慢していることを理解していない男性は多いようです。「おっぱいの柔らかさの正体は脂肪なので、揉んでも快感にはならない」ことを説明し、「表面をソフトタッチしてもらえたら気持ちがいいかも」とお願いするといいかもしれません。
<参考文献>
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋美玄)
『最高の快感に達する「スローセックス」の教科書―DVD付き』(アダム徳永)
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