「メンヘラ男」に関する専門家の意見やアドバイス
相手を「メンヘラ男」にさせてしまう行動とは?
恋愛にのめり込むうちに、精神を病んでしまう人は少なくありません。もともと本人にその傾向がある場合もありますが、相手の影響でメンヘラ化してしまうケースも少なくないようです。『「最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女 夜の世界で学ぶ男と女の新・心理大全』(関口美奈子)には、以下のような記述があります。
「『好き』という恋愛感情は、次の3つの感情や欲求が揃ったときに成立するといわれています。
・相手と一緒にいたい、相手がいないとつらいという『親和・依存欲求』
・相手のためならどんな犠牲を払ってもいいという『援助傾向』
・相手のことを独り占めしたいという『排他的感情』
このうちどれかでも欠けてしまうと、これらの感情や欲求がネガティブな方向へ暴走し、ダメ男化、メンヘラ女化してしまう可能性があるのです。
いつも『ダメ男』『メンヘラ女』とばかり付き合うハメになるというのは、無意識のうちに、
・忙しいからと一緒にいる時間を作る努力をしない、不安にさせる行動をとる
・相手が困っていることに気づかない、スルーする、気づいても助けない
・他の異性の存在を匂わせる、浮気を繰り返す
といったことをしているせいかもしれません。
(中略)
なお、相手を不安にさせる言動をとってしまうのは、あなた自身が自分に自信がなく、『見捨てられる前に、自分から相手を見捨てて傷つかないよう予防線を張っている』『わざと相手を不安定にすることで自分に依存させ、つなぎとめておきたい』という気持ちの表れという見方もできます。
いずれにせよ、これを無意識でやっているとすれば、あなたは水商売の世界でも売れっ子になれる可能性が高いのですが、日常生活の中で使いすぎると相手が病んだり、自分から幸せを遠ざけてしまったりすることにつながるので、くれぐれも注意してくださいね。」
このように、相手の注意を引くために、不安にさせるような言動で振り回す人は、彼氏を「メンヘラ男」化させてしまう場合があるようです。恋の駆け引きの範疇ならともかく、人の精神をズタズタにしてしまうような行為はやりすぎでしょう。
「めんどくさい男」アピールしてくる男性の真意とは?
出会いの場で「俺ってめんどくさいよ」と打ち明けてくる男性の言葉には、どのような真意が隠されているのでしょうか。『恋愛で2度と失敗しないために知っておきたい男の本音37 男の本音シリーズ』(田端裕司)には、以下のような記述があります。
「Q 婚活パーティーで知り合った男性とお付き合いすることになりました。気になることが、彼が自分はめんどくさい男とアピールしてくるんです。私は、優しい人だと思ったから、お付き合いする気になったのですが?めんどくさい男とアピールしてくる男の心理を教えてください。
A こんな僕でも好きになってもらえますか?って、言ってます。
婚活パーティーにくるような男性だと、恋愛に自信がありません。モテるタイプの男性は、婚活パーティーには来ないですから。そんなところに行かなくても見つけられるからです。
当然、女性に対して、オクテなところがあるわけです。逆に言えば、俺は愛されるのが当たり前というマインドは持っていません。だから、あえて、女性に対して、ハードルを課してくるわけです。
こんなネガティブなところがあるんですけど、それでも愛してくれますか? という感じです。大丈夫よと言ってくれたら、嬉しいんですよね。
自分の中で大丈夫なんだとか、俺は愛されていると思えるわけですから。
それが彼の自称めんどくさい男発言に表れているのです。仕事に例えると、あなたが『私、この仕事、初めてやるんで、失敗したら、ごめんなさい』というようなニュアンスのことを言ったことがありますよね。
当然、大丈夫という答えを期待していたはずです。それと同じです。あなたがやるべきことは、彼に自信を与えてあげていい男にすること。それができれば、彼とあなたの関係はうまくいきます。」
出会って間もないタイミングで、予防線を張るように「自分はめんどくさいよ」と告げる男性には、メンヘラ的な重さを感じてしまうかもしれません。恋愛に不慣れでも一生懸命な彼を受け入れてあげられるのなら、「大丈夫だよ」と励まし続けて自信を持たせてあげましょう。
<参考文献>
『「最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女 夜の世界で学ぶ男と女の新・心理大全』(関口美奈子)
『恋愛で2度と失敗しないために知っておきたい男の本音37 男の本音シリーズ』(田端裕司)