夫を「気持ち悪い」と感じる原因とは？キモい旦那への対処法を解説！

夫がマザコン、どうしたらいいの？

何かにつけて義母の名前を持ち出したり、こそこそ実家と連絡を取り合ったりするような夫には、妻の立場からするといい気はしないでしょう。いわゆる「マザコン」は、どうにかなるものなのでしょうか。『夫の生態がまるっとわかる93のカウンセリング (30,000組の夫婦を見た 夫婦カウンセラーが 妻からの疑問に答える！)』（木村泰之）には、以下のような記述があります。

「女性からすると、世の中のオトコを見て、この人マザコンかも、と思わされた経験は一度や二度はあってもおかしくはありません。
私の相談者も夫から、
『うちの母親がいつも言っているから、食事は薄味にしてくれ。ちょっと濃いんだ』
『何で私が義母さんの料理をマネしなきゃいけないの。どうして私より義母さんを優先するの』
と、味付けを指定されているようで面白くありません。

『また実家に電話していたの？　特に用事はないでしょう』
『母親が風邪ひいたって言っていたからさ。寝込んでいたから来週は行ってくるよ』
と、風邪くらいで母親に会いに行く夫を見て、うちの夫もマザコンの気があるのは間違いないと確信するのです。オトコはなぜマザコンになるのでしょうか。

マザコンというのは、息子と母親の距離が極端に近い状態です。マザコンは夫側だけではなく、母親の溺愛と表裏一体です。その母親の溺愛は、息子に自分の存在をいつまでも妻より優先させたいという気持ちから生まれています。
夫は母親からの過剰な愛情が当たり前になっているのです。もらった量が多い分、母親へのいたわりや安心を返そうとする過剰な忠誠がマザコンなのです。

マザコンは、夫婦でも変えることの出来ない親子関係の形態の一つです。
『マザコンの夫なんてイヤ』
と嘆いても、結局は自分が好きになったオトコの親子関係です。そこを悲観するよりも、将来自分が息子の嫁からマザコンの母親だと思われることだってあるかもしれません。夫のマザコンや姑の溺愛を『人の振り見て我が振り直せ』と立場を変えて考えるほうがいいのです。」

「マザコン」の夫は気持ち悪いかもしれませんが、妻の立場から二人の関係を変えるのは難しいかもしれません。せめて自分に息子がいる場合は、彼らを反面教師にして、将来、夫の母親のような姑にならないよう気にを付けましょう。

なぜ男性は赤ちゃん言葉を使うのか？

女性に母性を求めるのか、二人きりになると「赤ちゃん言葉」を使う男性がいるようです。これが夫であれば、「気持ち悪い」と嫌悪感を抱く妻もいるでしょう。なぜ、いい歳の男が赤ちゃん言葉を使うのでしょうか。『「男」についての100の質問―何が心を動かす“きっかけ”になるのか？』（松本一起）には、以下のような記述があります。

「リードしていなくてはならない男が、愛する女性や、まだそこまで到達していないけれど、かなり親しくなった女性に『赤ちゃん言葉』を使うのは、とても意味があることだと思います。いってみれば、武士が闘いのときに身につける鎧兜を、闘いが終わって脱ぎ去るのと同じことなのです。

あたりに二人以外誰もいないことを確かめ、二人を襲う敵がいないことを確認して、男はプライドも名誉も何もかも脱ぎ捨てた証拠なのです。

（中略）

男は赤ちゃん言葉を使い、女性に闘いの場では向きあえない母のような甘えられる空気を求めているのですから、『何よ!!そんな言葉で甘えて!!』と一喝すれば、もう大変なのです。その男性の心の中に一生の傷となって残り、もうどんな女性にも甘えられなくなってしまうのです。
女性を信じられなくなり、常に常に強い男でいなくてはならない強迫観念にとりつかれるのです。それは女性の責任なのです。注意してください。」

赤ちゃん言葉を使う夫には気持ち悪さを感じてしまうかもしれませんが、裏を返せばあなたに心を許している証拠だともいえるのではないでしょうか。

＜参考文献＞
『夫の生態がまるっとわかる93のカウンセリング (30,000組の夫婦を見た 夫婦カウンセラーが 妻からの疑問に答える！)』（木村泰之）
『「男」についての100の質問―何が心を動かす“きっかけ”になるのか？』（松本一起）