「甲斐性」に関する専門家の意見やアドバイス
「甲斐性なし」なのに見栄っ張りの男性は多い
甲斐性がないくせに、人前で虚勢を張る男性は少なくありません。『「男」についての100の質問―何が心を動かす“きっかけ”になるのか?』(松本一起)には、以下のような記述があります。
「男は見栄を張っていれば自分を向上させることができます。
たとえば、これは自分にはできないといった瞬間、その場所がゴールになります。そこで自分には必ずできると見栄を張っていれば、ゴールはまだまだ先になります。男は簡単に自分の限界を見せたくないのです。
(中略)
特に好きな女性には、自分の可能性や力量がもっとあることを強調したいと常に考えています。今の自分はちっぽけに見えるかもしれないけれど、本当はこんなものではないのだ、と。頼られる存在であるためには、見栄は不可欠です。
精神的な見栄は、男にとっては生きる原動力であり、色っぽさのためのビタミンでもあります。それがなくなってしまったら、たちまち渇いてつまらない男になってしまいます。『等身大の自分でいい』なんて思いはじめたら、自分を高めようという意識は消え去っていくのです。
男はなにも、女性の前でだけ見栄っ張りなのではありません。仕事の話、車の話、クローゼットに吊してある服の数、買ったオーディオの値段を見間違えて支払ってしまったレジでの話、そしてつきあっている女性のことを話すときの偉そうな態度……。友達の前でも、仕事仲間の前でも、見栄を張って生きています。
『馬鹿みたい、見栄なんかただ疲れるだけじゃない』と思うかもしれませんが、ファッションと同じように、見栄もセンスの一部だと思います。エレガントな夜に着こなす服、ワイルドな休日を楽しむための服。
見栄はまた、文学と同じです。好きな作家の本を、仕事が忙しくて疲れきった夜に時間を気にしながら読みふけるのと同じなのです。心を支える土台なのです。
これがわかっていれば、女性も楽でしょう。
エレガントな気分になりたいとき、ワイルドな自分を演出するときに、見栄をうまく使いこなせば自分が輝きます。」
このように、男性が好きな女性の前で自分を大きく見せるのは、プライドを保つために仕方のないことなのかもしれません。甲斐性がない男性ほど、見栄を張って仕事や収入の話をする可能性があるでしょう。
甲斐性なしの男性は、一発逆転を狙ってギャンブルに手を出しがち
甲斐性なしの男性は、コツコツ努力することを好まないため、一発逆転を狙ってギャンブルにはまってしまう場合があるようです。『男の選び方大全』(クノタチホ)には、以下のような記述があります。
「ギャンブルは、お金が膨らむ期待と、お金がなくなることへの不安が入り混ざった『スリリングなドキドキ』という感情にお金を使っています。
このドキドキは中毒性があるため、上手くコントロールができない危険性も。
ギャンブルが常習化している男に出会ったら
『ギャンブルの勝率が高いか?低いか?』
『生活が破綻しない範囲で遊べているか?』
必ずチェックを怠らないで。
スリルの矛先がギャンブルからビジネスなどに転換されて起業して大成功なんて男もいますが、パチンコ屋さんや競馬場だけで感情を消耗しているなら論外です!」
そもそも、「甲斐性なしでギャンブル好きな男性」を恋人候補として選ぼうとする女性は珍しいでしょう。ダメンズ好きな自覚がある人は、この手の男性には近づかないのが身のためかもしれません。
<参考文献>
『「男」についての100の質問―何が心を動かす“きっかけ”になるのか?』(松本一起)
『男の選び方大全』(クノタチホ)
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