人生に「飽きた」と感じる原因って？人生に刺激を与える方法10選！

「最近、同じことの繰り返しで、人生に飽きてしまった…」と感じている人はいませんか？何か楽しみにしていることもなく、同じような毎日を繰り返している自分の人生はこれでいいのかと、虚しくなることもありますよね。

思い返してみると、学校に入学したばかりの頃、会社に入ったばかりの頃、彼氏ができたばかりの頃などは、こんな気持ちになったことはなかったのではないでしょうか？何かに慣れることは、飽きてしまうことと表裏一体の関係にあります。

この先、いつ終わるかも分からない人生に飽きてしまうということは、空恐ろしいことです。今回は、人生に刺激を与える方法をご紹介します。この記事を参考に、自分の人生を楽しむテクニックを身につけてみてくださいね。

あなたはどんな瞬間に「人生に飽きた」と感じますか？誰かと話している時、一人になった時、または夜寝る前など、「飽きたと感じる瞬間」は日常のあちこちに隠れているかもしれませんね。

ここでは人生に飽きたと感じる原因と理由について探ってみましょう。

いつも同じで刺激がない

新しい生活を始めたばかりの頃は、全てが初めて出会うことばかりでとても刺激的ですよね。しかし、生活に慣れて全てのパターンが決まってくると、一日の流れが大体予測できるようになってしまいます。

いつもの時刻に家を出て、会社に着いたらパソコンを起動してメールチェック、のように一日の流れがルーティンになっている人もいるのではないでしょうか？

トラブルのない毎日は平和な証拠なのですが、大きな失敗もなければ、大きな成功もない毎日だと刺激が感じられなくなってしまいます。たまに心臓がドキドキするようなイベントがあると、人生に飽きたと感じることは少なくなるでしょう。

依存心が強い

彼氏や友人に依存してしまう人も、人生に飽きたなと感じやすくなる傾向があります。人は自分の時間軸や感性の中で生きてこそ、人生を謳歌できるのではないでしょうか。他人に依存しやすい人は、時間軸や感性を他人に委ねてしまうことになります。

例えば、彼氏がいないと何もできないと思い込んでしまうと、あなたの時間が間接的に彼氏に制限されることになってしまいます。人生に飽きたと思ったら、依存相手から少し離れてみましょう。きっと自分の感覚を取り戻せますよ。

面倒くさがり

面倒くさがりな性格の人は人生に飽きたと感じやすくなる傾向があります。そもそも生きるというのは面倒くさいことの連続です。

極端に考えてみれば、1日3回の食事だって面倒くさいことの一つではないでしょうか。でもその一方で、食をとことん楽しむ「食道楽」という言葉もあるのです。食事をただのカロリー摂取とみなすか、人生の楽しみの一つとみなすかで感じ方は全く変わってきます。

物事を楽しむために自ら意識して行動することで、人生に飽きたと感じることは少なくなるでしょう。

物事を自分で決めない

生きている間には選択する機会が山程あります。どんな服を着るのか、何を食べるのか、進学するのか、就職するのか、結婚するのかなど、毎日のように人は何かを選択しています。

特に将来のことを決めることは、とても難しいことです。時には自分の行路を他人に決めてもらいたくなることもあるでしょう。しかし、他人に決められた人生を心から楽しめる人はそう多くありません。

どんな人にも自分の意志がありますよね。本心を隠して他人の期待や理想のために生きているなら、他人のために時間を使うことに飽きたと感じても仕方のないことです。

人生に飽きたと感じていたとしても、生きていくことはできます。しかし、自分から止めることのできない「生きる」ことに飽きてしまうということは、精神的にとても苦しいことです。一度人生に飽きてしまうと、負のスパイラルに陥りがちです。

ここでは人生に飽きたまま生きることで生じるデメリットについて考えてみましょう。

不満ばかりが溜まっていく

飽きてしまったことを無理やり続けていると、精神的に無理が生じ不満ばかりが溜まっていきます。食べ物で考えるとわかりやすいですが、飽きてしまった物を無理して食べていたら気持ちが悪くなってしまいますよね。

精神的な不調は見た目で判断しにくいため、「我慢が足りないからだ」などと根性論で押し通す人もいます。しかし、人生に飽きたがゆえに生じた不満をなかったことにするのはとても難しいことです。溜まった不満は、その人の性格や考え方を歪めてしまう可能性すらあります。

人として成長できない

人生に飽きたということは、日々の生活に対する満足感が低くなっているということです。人はなにか新しいことに挑戦している時、飽きるという感覚を持つことはあまりありません。

例えば、毎日同じおもちゃで遊んでいるように見える赤ちゃんでも、おもちゃの扱い方を少しずつ変えています。たとえ一つのおもちゃしかなくても、本人が新しい発見や工夫をし続ける限り、飽きるということはありません。

「人生に飽きた」と考えているということは、新しいことに挑戦することや、工夫することを放棄していることを自ら認めてしまうことです。

愚痴っぽくなる

人生に飽きたと感じてしまうと、「自分の人生はつまらない」「こんなにつまらないのは自分のせいじゃない」と全ての不満を誰かのせいにしたくなってしまいます。

愚痴を吐く癖を一度つけてしまうと、そこから抜け出すのはかなり大変です。愚痴を吐いている瞬間は気持ちよくなれますが、相手が相槌を止めた瞬間に新しい愚痴がたまり始めるからです。

愚痴ばかり言っている人は、話を聞いてくれる相手の時間と精神をひたすら消耗させます。愚痴のゴミ箱にされることに嫌気がさした人は静かに去っていきますので、次第に友人がいなくなってしまうことが多いです。

周りにネガティブな人ばかり集まる

愚痴っぽい人の周りには、愚痴っぽい人が集まりやすくなってしまいます。他に愚痴を聞いてくれる人がいなくなると、愚痴を言う人同士で傷のなめあいをする傾向があるのです。

そして、人生に飽きた人は「自分が一番不幸だ」と感じることが、人生の唯一の楽しみになってしまうことがあります。お互いにネガティブな不幸自慢ばかりをしていても、得られるものはほとんどありませんよね。

愚痴を言いたくなる根本原因は人生に飽きてしまっていることです。愚痴を言うことで本心をごまかせるのかもしれませんが、「人生に飽きた」と感じている限り、ネガティブな友人関係から抜け出すのは難しいでしょう。

「飽きた」感覚に気づけなくなる

人はどんな環境にも慣れてしまう生き物です。「人生に飽きたな」と感じているうちはいいですが、それを放置しておくと「飽きた」という感覚すら感じなくなってしまうでしょう。

自分の人生に飽きたことに気づけなくなった時、それは自分の人生を失ってしまうことと同義ではないでしょうか。自分の人生を楽しめず、他人を羨むばかりの毎日を送っていては、最期の瞬間にきっと後悔します。

「人生に飽きたな」という感覚があるうちに、自分の人生を楽しむためのスキルを少しずつ磨くことをオススメします。

飽きてしまった人生に刺激を与える方法はいくつかあります。すべての方法に共通するのは、習慣や惰性でやっていることを変え、新しいことに挑戦する気持ちを意識的に作り出すことです。

旅行する

手っ取り早い気分転換の方法は旅行です。新幹線や飛行機の予約、出発の前ドキドキ感、帰宅後の余韻など、旅行中はもちろんのこと、その前後にも楽しみがたくさんありますよね。

「人生に飽きた」と思っている人の多くは、日常に飽きていることが多いでしょう。なので、非日常の時間を楽しめる旅行は、飽きた気持ちを解消するためにもってこいです。

行きあたりばったりの旅も楽しいですが、予め行き先の歴史や観光名所を調べたりすれば、その過程すらも楽しめますよ。旅行雑誌やインターネットを活用して、自分専用のツアー計画を立ててみましょう。

引越しをする

住まいを変えてみるのも、飽きた気持ちを一掃するのに効果的な方法です。また、通学路や通勤路に慣れてしまい新鮮味がなくなっているのも、飽きたと感じてしまう原因の一つです。

これらを解決するために、新しい部屋に引っ越しをしてみることをオススメします。中には契約更新の度に引っ越しをする人もいますよね。新しい部屋を探すために知らない街に出掛けるのも、刺激的ですよ。

引っ越しが難しいなら、模様替えもおすすめです。家具の配置や壁紙を変えるだけで見た目の印象が変わりますので、新鮮な気持ちになれますよ。

転職する

毎日多くの時間を費やす仕事に飽きてしまった場合、人生に飽きたと感じる可能性が高くなります。そんなときには思い切って転職活動をしてみてはいかがでしょうか。

別の会社に憧れを感じたのであれば転職すればいいですし、他社の情報を見比べるだけで学べることがあります。

転職するのはリスクが高すぎると感じる場合、副業でも大丈夫です。これまでとは別の方法でお金を稼いでみるのは楽しいですよ。会社が変わればやり方やルールもそれぞれに異なりますので、仕事のジャンルが似ていても新しい刺激を受けることができます。

恋をする

恋は人生を楽しくバラ色に見せてくれますよね。好きな人と一緒にいるだけで、日常に起こる些細なイベントがとても楽しく感じられるようになります。どうせ喧嘩をしてしまうし、恋愛なんて面倒くさいと諦めてしまうのはもったいないです。

身近に素敵な相手がいない場合には、アイドルでも俳優でも漫画の主人公でもいいので、意識的に恋心を持ってみるのと楽しいですよ。疲れた時に、その人が自分を癒やしてくれることを想像するだけで、リラックスできるようになります。

部屋の片付けをする

人生に飽きてしまったら、部屋の片付けをして気持ちを切り替えましょう。部屋の隅でホコリを被っている小物や写真立てを綺麗に磨くだけで、心がスッキリします。要らなくなったものを捨てると空間も広くなり、快適です。

そして、片付けをする中で見つけた物をもう一度見かえてしてみると、自分の人生が「飽きた」という言葉で片付けられるほど陳腐なものでないことに気付けるはずです。片付けと同時に、それらの物を手に入れた当時の楽しかった気持ちを思い出せるといいですね。

人生に飽きてしまった人は、これまでに感じたことのない刺激を積極的に受けてみましょう。意外なところで夢中になれるものに出会える可能性がありますよ！

日記を書く

同じように見える毎日の中でも、小さな変化は少しずつ起きています。自分に起きたことだけでなく、関心のある物事について日記をつけるようにすると、世の中の小さな変化に気付けるようになります。

人生に飽きたと感じている場合、日々の変化に鈍感になりがちです。しかし、今日という日は二度と来ません。鴨長明『方丈記』の冒頭に「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」とあるように、世の中や人は常に動き続けているのです。

自分だけでなく世の中や社会の動きにまで視野を広げ、過去と今を比較することができれば、人生に飽きることは少なくなるでしょう。

飽きたものを捨てる

数年間着ていない服や使っていない食器、子供の頃のおもちゃなどが部屋の空間を圧迫していませんか。過去のものでいっぱいになった部屋に新しいものは入ってきません。

時にはしがらみだらけの人間関係や、過去の実績に基づくプライドすら捨てる必要があるでしょう。人間関係に飽きている状況を打開するためには、付き合う人を変えるのが一番確実な方法だからです。

一人の人間が持てるものには限界があります。飽きたものを捨てることで、新しい出会いがやってきますよ。

新しい趣味を探す

これまで続けて生きたこととは少し違う楽しみを見つけてみましょう。ゼロから自分で探すのが難しいと感じる人は、友達の趣味を真似してみるのもいいですよ。飽きたと感じたら止めてしまえばいいのです。

成果の求められる仕事とは違い、趣味は自分のためにするものです。完璧にできなくても、それに向き合っている状態が楽しいのであれば十分ですよ。書店に行くとたくさんの趣味の本を見つけることができますので、その中から心を惹かれるものを選ぶのもオススメです。

ライブに行く

テレビやインターネット、DVD鑑賞もいいですが、時にはライブに出掛けてみるのもオススメです。チケットを予約し、おしゃれの準備をして、家を出掛けるだけで心がドキドキしますし、会場では普段会うことのない知らない人と隣同士になって会話できたりします。

近年ではライブに特に力を注いでいるグループが多く、かなり満足感が得られますよ。テレビの中でしか見たことのなかった芸能人が、実際に目の前で生きて動いているのを見るだけで感動する人もいます。

ペットを飼う

人間以外の生き物に触れることで、心の疲れを取るのも一つの方法です。他の生き物の鼓動に触れるだけで「生きてるってすごいな」と感じられることがあります。自分とは違う時間軸で生きている動物と一緒に暮らしていると、人生に飽きたと感じることは少なくなりますよ。また、ペットを飼うことで責任が生じるので、気持ちに張りができるでしょう。

ペットを飼うことが難しい場合には、猫カフェやふれあい動物園もオススメです。ほとんどの生き物は一生懸命生きていて、「生きるのに飽きた」なんて考えることはありません。動物の生きるパワーをおすそ分けしてもらいましょう。

人生を謳歌している人が、常にハッピーな出来事に恵まれているわけではありません。いつも楽しそうに振る舞っている人は、自分を楽しませるスキルを身につけていることがほとんどです。運や才能ではなくスキルの問題ですから、誰でも身につけることができますよ。

どのような行動を心がければ飽きない人生を送ることができるのでしょうか。そのためのコツをいくつかご紹介します。

思ったことは即行動に移す

「何かしたい！」と思ったら、即行動に起こしてみましょう。例えばお腹が空いたと感じたら、行きたいと思っていたカフェやレストランに、たとえ一人でも行ってみることをオススメします。

時間もないし、お金もかかるし、疲れているし…と言い訳はいくらでも思い付きますが、えいや！と気合を入れてみるといいですよ。最初は面倒くさいと思うこともありますが、行動する癖がついてくると次にやりたいこともスムーズに思いつくようになり、いいサイクルが回り始めます。

たくさんの人に会ってみる

2021年現在、地球上には78憶7500万人もの人間が住んでいます。一人ひとりが自分の意思や考えを持って生きています。

人生に飽きたと感じたら、これまでの人間関係の外に飛び出してみましょう。あなたと同じように人生に飽きたと感じている人もいるでしょう。でも、一方では毎日が新しいことの連続で生きるのが楽しくて仕方ない人もいるのです。

直接会うのが難しかったら、SNSで情報発信している人の考え方に触れてみるだけで、新しい発見があるかもしれませんよ。

色々な事にチャレンジしてみる

とにかくこれまでの自分が触れてこなかったものにチャレンジしてみましょう。もう年だからとか、女だからとか、社会人だからとか、誰かに対する言い訳をすべて捨てて、楽しそうと思ったことにトライすることをオススメします。

失敗したらやめればいいのです。新しいことにチャレンジしたあなたを蔑む人もいる一方で、応援する人も必ず現れます。足を引っ張る人のことなんて無視して構いませんから、応援してくれる人を大切にしましょう。

一日の最後に楽しかったことだけを思い出す

夜寝る前に、一日の中で楽しかったことだけを思い出して眠りにつくといいですよ。変化に乏しいように見える一日の中にも、一つくらいは楽しかったことがあるはずです。楽しい気持ちで眠りにつく癖をつけることで、翌日に期待を持てるようになります。

一方、楽しかったことが何一つ思い浮かばない時は、一日の天気を思い出しましょう。毎日同じように見えていても、季節はめぐります。あなたが飽きたと嘆いている世界は常に動き続けていますよ。あとはあなたの感受性次第です。

出典：国際連合人口基金『世界人口白書2021』
https://tokyo.unfpa.org/ja/SWOP2021

飽きない人生を送るためには、周囲の環境ももちろん大切ですが、何より物事をポジティブに捉える癖をつけることが大切です。最初は難しいかもしれませんが、思考方法も努力次第で変えることができますよ！

ポジティブに考える

あなたの身に起こる出来事の良し悪しを決めているのは、あなたの心です。あなたが人生に飽きたと感じた時から、あなたの人生がつまらないものになってしまいます。皮肉や悪態をつくのは簡単ですが、時には意識して喜びを感じるように心がけましょう。

ポジティブな人のところにはポジティブな人が集まり、ポジティブな情報が集まってきます。身の回りが楽しいことで溢れたら、人生に飽きている暇なんてありませんよ。まずは自分からポジティブを目指してみるといいですね！

できない理由とやるための方法を考える

本当にやりたいと思っていることを我慢している時、人生に飽きたなと感じることが多くなります。あなたがやりたいことをできない理由は何でしょうか。周囲の反対にあうからとか、お金がないからとか、時間がないからなど、様々理由が思い浮かぶでしょう。

では、それらの問題はどのように工夫したら解決できそうですか？解決策を一生懸命考えて一つ一つ解決してく中で、本当にやりたいことの実現に近づいていけますよ。「千里の道も一歩から」です。

人のせいにしない

人生でうまく行かないことを人のせいにし始めると、人生は途端につまらないものになってしまいます。「僕が君を幸せにする」なんて台詞がありますが、そもそも本人以外の誰かがその人の幸せを決めることは不可能です。

何を幸せで楽しいと感じるかを決めるのはあなたの心だからです。嫌なことがあった時も誰かが悪いなんて考えずに、今日はそんな日だったんだと受け流すといいでしょう。長い人生では誰のせいでもなく、悪いことが起こる日もあるんです。

飽きたことを認める

漠然と人生に飽きたと感じている場合、実は生活のある一つのことに飽きている場合もあります。仕事や趣味、人間関係など、生活の中にはさまざま要素があり、一つ一つを完全に切り離して考えるのは困難です。

しかし、深く自問自答してみると、人生がつまらなくなっている原因が見つかるはずです。時には自分が最も大切に感じているものに飽きてしまっている場合もあります。気づいたときには辛いでしょうが、自分が飽きたことを認めてみましょう。

飽きたことを認めた途端に心が軽くなることが多いです。一度でも自覚できれば、飽きた状態からもっと努力して次のステージを目指すこともできるでしょう。

映画には人生を楽しむためのメッセージがたくさん詰まっています。どんな映画を観ても学べることが多々ありますが、今回は「人生に飽きた」と感じている人に特にオススメしたい映画を4本ご紹介します。あなたの人生が楽しくなるヒントが見つかりますように。

『LIFE!』

2014年に日本公開されたアメリカの映画で、日本語吹き替え版もあります。

地味な仕事に一生懸命取り組んできた中年男性が、仕事上のミスをリカバリーするために世界中を飛び回ることになります。世界各地を旅する中で徐々に成長していく主人公の姿に自分を重ねる人も多いでしょう。

また、一生懸命努力した人のことを評価する人は必ずいる、という力強いメッセージも描かれています。決まりきった人生から一歩踏みだし、世界に散らばる危険や障壁に自ら向かい合うことの大切さを教えてくれます。

『きっと、うまくいく』

2013年に日本公開されたインドの映画で、日本語吹き替え版もあります。

インドのエリート大学を舞台に、3人の男子学生が恋に友情に全力で取り組むコメディ要素たっぷりな内容です。その一方で、彼らの十年後をミステリー風に描く、まさに娯楽映画といった作品です。

この映画の根底にあるのは、大人が敷いたレールの上を言われた通りに生きることでしか価値を認めてもらえない若者の苦悶と葛藤です。あなたが飽きたと感じているのは、「人生」ではなく「他人に敷かれたレールの上を走ること」かもしれません。

『シェフ　三ツ星フードトラック始めました』

2015年に日本公開されたアメリカ映画です。一流レストランでシェフとして働いていた男性が、オーナーとの確執から店を辞めてしまいます。行き場のなくなった彼を救ったのは他でもない家族でした。

一方で、自分がシェフを志した心の原点を思い出し、これまでのプライドを捨てて、フードトラックで本当に自分が美味しいと思う料理の移動販売を始めます。仕事上の問題で上司との関係に悩んでいる人にゆくべき道を示してくれる映画です。

『レ・ミゼラブル』

イギリスで2012年に製作されたミュージカル映画です。文豪ヴィクトル・ユーゴーによって描かれた同名小説が原作です。

人生のどん底に落ちた男性が人の真心に触れて改心し、人のために生きる人生を始めます。貧しさや理不尽、過去の自分との葛藤の中で、人としてあるべき姿を問い続ける映画です。

正しく生きるのは本当に難しいけれど、正しく生きようと決められるのは自分の心だけ、とこの映画は気づかせてくれます。