マウントをとる人の心理とは?
行動や発言からも心理を読み解くことはできますが、より理解するためには、さらに深い心理に注目していく必要があります。
そこで、マウントをとる人がマウントをとる原因や、きっかけとなっている心理を解説していきます。
他人に負けたくない
さまざまな言動からもわかる通り、マウントをとる人は「他人に負けたくない」という心理を持っています。誰にも負けたくない、自分が優位に立っていたいという心理が、マウントという行動に拍車をかけているのです。
また、この心理は特に「否定的な言葉をよく使う」「人の話を遮る」などの言動に深く関係しているものだと言えるでしょう。
人の意見を否定したり遮ったりするのも、「自分以外の話を認めさせたくない」と感じるから。マウントをとる人にとっては、他人の意見が優先されることは、自分の敗北を意味しているのでしょう。
優れていると認められたい
マウントをとる人は自己主張の激しさが目立ちますが、その根本にある心理は「優れていると認められたい」というものです。
誰だって、人に認められたい、受け入れられたいと思った時には、何らかのアピールをするでしょう。たとえば就職や転職のための面接では、採用を勝ち取るために、いかに自分が優れているかをアピールする人は多いはずです。
マウントをとる人にとって自己主張は、まさに面接と同じで、他人に認めてもらうための行為です。自分を主張し続ければ、自分が優れていると認められるだろうと考えているため、何よりも自分の意見を優先してマウントを取ろうとしてしまうのです。
人に憧れられたい
マウントをとる行為は人に嫌われる行為として有名です。しかし、そもそもマウントをとる人の多くは、自分がマウントをとっているという自覚がありません。むしろ、これをすれば嫌われるとは思っておらず、周りに好かれたい、憧れられたいという心理でしていることがほとんどです。
人が憧れるものを持っていたり、素晴らしい知識やスキルがあることは、普通に考えればすごいことで、憧れる人も多いでしょう。身近にそんな人がいれば自然と「すごいね、さすがだね」という言葉をかけてしまうものです。
まさしくマウントをとる人は、そんな「すごいね、さすがだね」という言葉を求めています。こんなアピールをすれば皆自分を見てくれるだろう、憧れてくれるだろうという期待や心理が、マウントという行為を加速させているのでしょう。
自信のなさから目をそらしたい
自信のなさから目をそらすためにマウントをとる人は決して珍しくないでしょう。
たとえば、できないとわかっていても、「きっとできるはずだ」と思ったり「自分は必ずできる」と言い聞かせたりすることは、誰にでも経験があるでしょう。そう思い込むことで、なんとなく自分がそれをやり遂げた気持ちになれますし、堂々とした気分になって心地よく感じてしまうものです。
マウントをとる人はその延長線をたどっていると言っても過言ではありません。自信のない自分から目をそむけたい、自信がない自分を認めたくないという心理があるからこそ、人に自慢をしたり優位に立とうと考えたりするのです。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!