日本人の平均バストサイズは地方によって違う?
そんなバストサイズの地域ごとの平均値を可視化した「平均バストサイズ日本地図」というものがあるのをご存じですか?
女性向けセクシャルヘルスケアサイトの「LCラブコスメ」が2012年に制作したこの地図は、テレビでも取り上げられて大変話題となりました。地域によってバストサイズの平均が違うというのは、興味深いですよね。
その地図の第二弾、2018年版の結果がすごいことになっていると、最近話題になっています。このあとの章で、そちらの結果に注目しながら、女性のバストについて深く追求してみましょう。
バストの基本
バストサイズはよくブラジャーのカップ数で比較されますが、カップ数とは、乳頭の位置の「トップバスト」と、乳房の膨らみの下の「アンダーバスト」の差のことです。
トップバストがいくら大きくても、アンダーバストも比例して大きいと差が少なくなってしまい、カップ数としては小さくなってしまいます。
また、同じカップでも、バストの張りや形によって見た目の感じ方が変わるようです。
ちなみにトップバストとアンダーバストの差が9.0~11.0cmだとAカップ、11.5~13.5cmはBカップ、14.0~16.0cmはCカップ、16.5~18.5cmはDカップ、19.0~21.0cmはEカップになります。
【地域別】平均バストサイズ|東日本
それでは、まずは東日本の結果を見ていきましょう。
2012年の調査と比べると、全体的にバストサイズがアップしている地域が多いようです。Aカップの女性は一体どこへ消えてしまったのでしょうか?気になるところですね。
【北海道】Cカップ
2012年、平均Bカップだった北海道は、2018年の調査によるとCカップとなり、バストが1サイズアップしたという結果が出ています。
6年の間に、バストアップの意識が高まったのでしょうか?
【東北】Dカップ
東北地方は、青森県、秋田県、岩手県、山形県、福島県が平均Dカップ、宮城県が平均Cカップで、東北地方の平均はDカップという結果が出ています。
2012年の調査では平均Dカップだった宮城県は、2018年の調査ではサイズダウンしてしまいましたが、福島県はバストサイズを維持、その他の県は平均Bカップだったのに、2カップもバストがサイズアップしているというのは驚きですね。
【関東】Dカップ
関東では、栃木、茨城が平均Cカップ、東京都、埼玉県、群馬県が平均Dカップ、神奈川県と千葉県は平均Eカップという結果が出ています。関東地方の平均バストサイズはDカップです。
2012年の調査では、群馬県、栃木県、神奈川県、千葉県が平均Bカップ、東京都、茨城県が平均Cカップ、埼玉県が平均Aカップで、埼玉県は全国で唯一のAカップだと話題になったのですが、Dカップへと3サイズもアップしたというのは驚愕の結果ではないでしょうか。もはや貧乳県などとは呼べません。
神奈川県と千葉県のバストサイズが平均Eカップというのも驚きですね。
【中部】Cカップ
中部地方は、新潟県、富山県、長野県、静岡県が平均Dカップ、山梨県、石川県、岐阜県、愛知県が平均Cカップ、福井県が平均Bカップという結果が出ています。中部地方の平均バストサイズはCカップです。
2012年の調査と比較すると、富山県がC、長野県がB、静岡県がBカップからそれぞれサイズアップ、新潟県がD、石川県がC、愛知県がCカップで変わらず、岐阜県がE、山梨県がD、福井県がDカップからそれぞれサイズダウンという結果になりました。
巨乳県だった岐阜県がサイズダウンしてしまった一方、長野県と静岡県が大健闘ですね。この6年で何があったのでしょうか。
出典:LCラブコスメ『平均バストサイズ日本地図2018』
https://shc.lovecosmetic.jp/bust/bustmap.html
【地域別】平均バストサイズ|西日本
西日本も、全体的にサイズアップをしている地域が多い一方、大きくサイズダウンしてしまった地域もあるのが気になるところですね。
それでは、早速見ていきましょう。
【近畿】Cカップ
近畿地方は、滋賀県、京都府、奈良県が平均Bカップ、三重県が平均Cカップ、和歌山県、兵庫県が平均Dカップ、大阪府が平均Eカップという結果が出ています。近畿地方の平均バストサイズはCカップです。
2012年の結果と比較すると、和歌山県がC、兵庫県はB、大阪府はDカップからサイズアップしましたが、三重県がCカップで変わらず、滋賀県はC、京都府はE、奈良県はDカップからそれぞれサイズがダウンしてしまいました。
巨乳だった京都府に一体何があったのか気になるところですね。
【中国】Dカップ
中国地方は、鳥取県、島根県、広島県、岡山県、山口県ともにバストサイズの平均はDカップという結果が出ています。
2012年と比較すると、山口県が平均Bカップから、鳥取県、島根県が平均Cカップからサイズアップし、広島県、岡山県は変化無しという結果になりました。
山口県が2サイズもアップしていますね。
【四国】Dカップ
四国地方は、愛媛県、高知県、香川県、徳島県ともにバストサイズの平均はDカップという結果が出ています。
2012年と比較すると、高知県が平均Bカップ、愛媛県、香川県、徳島県がともに平均Cカップからサイズアップしています。
全ての県でバストサイズがアップしているのは驚きですね。
【九州】Dカップ
九州地方は、佐賀県、大分県が平均Bカップ、熊本県が平均Cカップ、宮崎県、鹿児島県、長崎県、沖縄県が平均Dカップ、福岡県が平均Eカップという結果が出ています。九州地方の平均バストサイズはDカップです。
2012年の結果と比較すると、熊本県B、宮崎県C、鹿児島県C、長崎県B、沖縄県C、福岡県Cカップからそれぞれサイズアップ、佐賀県B、大分県Bカップから変わらずとなります。
出典:LCラブコスメ『平均バストサイズ日本地図2018』
https://shc.lovecosmetic.jp/bust/bustmap.html
【年齢別】平均バストサイズ
こちらのデータは主に大手下着メーカーのワコールのデータを参照しています。地域別のデータに比べると、バストサイズは全体的にやや小さめのようです。女性にとってはちょっと安心して見られる結果ではないでしょうか。
【10代】平均A~Bカップ
女性は10代になると女性ホルモンの分泌量が増え、子供の体型から女性らしい体つきへと変化します。バストも著しく成長する時期です。中学生から高校生の時は、胸の大きさにも個人差があるでしょう。
成長がある程度落ち着く18~19歳のバストの平均は、トップバストが81.5cm、アンダーバストが70.2cmで差分は11.3cmとなり、A~Bカップが平均となります。
バストの成長を妨げないよう、下着選びにも注意しましょう。
【20代】平均B~Cカップ
20代になると、バストのサイズ調査にBカップと答えた女性が全体の28.2%、Cカップと答えた女性も全体の28.2%を占めており、B~Cカップが平均となるようです。
20代前半の女性はダイエットをして華奢な人も多いですが、20代後半になってくると、だんだんと代謝が落ちて体型維持をするのも難しくなってきます。バストのケアにも気を配っておく方が良いでしょう。
【30代】平均Cカップ
30代女性のバストサイズ調査では、Cカップとの回答が全体の30.5%を占め、Cカップの女性が一番多いと言えるようです。
20代の頃と比べると基礎代謝が落ち、脂肪がつきやすくなります。背中にお肉が付くことにより、ブラのサイズもアップすることが考えられるでしょう。また、出産による体型の変化も考えられます。
バストケアとしては、ナイトブラを付けたり、背中のストレッチをすると良いでしょう。
【40代】平均Bカップ
40代女性のバストサイズ調査によると、Bカップと答えた人が全体の26.5%になり、Bカップが一番多いという結果になるようです。
胸が痩せてバストのサイズはダウンするものの、30代の頃よりもバストの位置が低くなり、背中の脂肪が増えるため、アンダーバストが窮屈になったと感じる人も多いようです。
補正力の高い下着で、バストケアをするのをおすすめします。
出典:ココロス(ワコール)『女性の加齢意識と生活スタイルに関する調査』(2011年9月)
http://www.cocoros.jp/research/file22.html
女性が思う理想のバストサイズは?
女性が思う理想のバストサイズとは、どのくらいのサイズなのでしょうか?願望を覗いてみましょう。
【1位】Dカップ
「Dカップあればちょっと自慢できる大きさだと思う」(28歳/女性/事務職)
「理想はDカップ。大きくなりたい」(25歳/女性/サービス業)
女性にとってDカップは、巨乳の境界線と言えるでしょう。Dカップあれば、胸に自信が持てると感じる人も多いようです。
【2位】Eカップ
「大変そうだけど、一度Eカップになってみたい」(30歳/女性/接客業)
「巨乳に憧れるので、Eカップが理想」(28歳/女性/専門職)
Eカップは未知の領域なので憧れがある、と感じる女性が多いようです。身近でもEカップある日本人女性は少ないのではないでしょうか。
【3位】Cカップ
「Cカップ。結局一般的なサイズが一番いい」(40歳/女性/パート)
「ちょうどいいサイズだしMブラも可愛いのがあるので、Cカップがいい」(23歳/女性/飲食業)
日本人女性の平均的なサイズと言われるCカップがいいと考える女性も多いようです。ブラジャーのデザインが豊富だからという理由は、女性ならではの意見ですね。
【4位】Bカップ
「貧乳なので、せめてBカップ欲しい」(20歳/女性/学生)
「コンパクトな胸の方が垂れないので、Bカップくらいが理想です」(39歳/女性/接客業)
胸が小さめなのでせめてBカップは欲しいと考える人と、胸が大きいのでBカップくらいに小さくなりたいと考える人がいるようです。どちらもないものねだりですが、美乳として現実味のあるサイズと言えそうですね。
理想のバストサイズは?【男性の本音】
それでは、男性の考える理想のバストサイズをご覧ください!
Cカップがちょうどいいかな
「大きすぎず小さすぎない感じだから、Cカップがちょうどいいかな」(25歳/男性/技術職)
「平均的なサイズで、Cカップくらいがいい」(32歳/男性/専門職)
Cカップは平均的でちょうどいい、と考える男性が多いようです。日本人女性はCカップの人が多いというデータに沿った、比較的堅実な意見と言えるでしょう。
しかし、現実にはCカップに満たないサイズの女性も多いので、Cカップが最低ラインだとは思わないでほしいところです。
大きめが好きだからEカップ!
「大きめが好きだからEカップ!柔らかそう」(24歳/男性/営業職)
「Eカップくらいあると嬉しい」(28歳/男性/販売職)
女性の胸は大きい方がいいと考える男性も、やはり多いものです。Eカップだと男性の感覚でも「大きい」という認識があるようですね。
ただし、理想はあくまで理想。現実的にはEカップある女性はなかなかいないので、あまり高望みしすぎないでほしいですね。
大きすぎないDカップ
「無いよりはあった方がいいけど、あんまり大きすぎない方がいいかな。Dカップとか」(20歳/男性/学生)
「Dカップくらいがバランス良さそう」(30歳/男性/専門職)
男性の感覚だと、Dカップは大きすぎず、バランスも良さそうと感じる人が多いようですね。
一方で女性の感覚では、Dカップは巨乳に入ると考えられているので、感覚のズレを感じる結果ではないでしょうか。
小さめのBカップがいい
「小さめのBカップがいい。可愛いと思う」(25歳/男性/サービス業)
「俺は胸よりおしり派。胸はBカップあれば十分」(33歳/男性/接客業)
日本人女性にはBカップの人も多いのですが、男性の感覚だとBカップは小さいというイメージのようですね。
巨乳よりも「美乳」を期待していたり、胸よりも他の部位を重視している男性もいるようです。
分かりみが深い!女性のバストの悩み
思わず共感してしまう、女性に多いバストの悩みを集めてみました。
胸が小さすぎて色気がない
「友達には細くて羨ましいって言われるけど、実は胸が小さいのが悩みです。Aカップも無いくらい。胸が小さすぎて色気がないから、薄着になるのが憂鬱です」(23歳/女性/販売員)
胸が小さくて悩む女性は昔から多いもの。細身の女性は胸も小さくなってしまいがちなので、薄着になると胸の大きさが気になってしまうようですね。
胸が大きすぎておしゃれを楽しめない
「Hカップあるのですが、胸が大きすぎて、『可愛い服』ではなく『着られる服』を毎日着ている感じです。胸が入るかどうかを基準に服を選んでいるので、おしゃれを楽しめないのが悩みです」(28歳/女性/事務職)
胸が多きすぎるというのも、本人にとっては深刻な悩みになってしまうようです。胸の大きさを気にせずに服を選べて、おしゃれを楽しめるとなると、やはり平均的なサイズが良いと感じるのかもしれませんね。
胸が垂れてきた
「産後、子供が卒乳したあたりから胸の張りが無くなってきて、急激にしぼんだと同時に垂れてきてしまった。女性としての役目を終えたのかなという感じでちょっと悲しい」(35歳/女性/主婦)
胸が垂れてしまうというのも、女性にとっては悩みのひとつですよね。授乳によって急激に大きくなった胸が小さくなると、皮膚が伸びて垂れてしまうことにも繋がるようです。
また、女性らしい体を作る女性ホルモンの分泌は、20代の半ば頃がピークと言われていて、それを過ぎると徐々に胸も老化していくので、年齢を重ねると共に垂れてくる可能性は誰にでも考えられます。
乳首の色が黒い
「乳首の色が濃いというか、黒いのが悩みです。恥ずかしいし、彼氏に遊んでいるように思われないか気になってしまいます」(25歳/女性/飲食関係)
乳首の悩みというのも、女性にとってよくある話です。乳首の色には個人差があるので、元々黒っぽい人もいれば、薄い色の人もいます。
また、妊娠や出産、加齢によって色が変化したり、ブラが合っていないために摩擦で黒ずんでしまうこともあるのだとか。体の変化が乳首の色に出ている可能性もあるのですね。
バストケアをして理想のバストを目指そう!
予想以上に平均や理想のサイズが大きくて、ショックを受けてしまう人もいるかもしれませんが、結果はあくまで独自のデータであると思って楽しむのが良いのではないでしょうか。
昔に比べると、日本女性のバストサイズは大きくなってきているかもしれません。それは食生活や生活習慣の変化によるものが大きいようですが、バストケアに対する意識が高くなっていることも一因でしょう。
他人とサイズを比べて嘆くより、まずは自分のバストを見直すことが美乳への第一歩です。しっかりケアして、理想のバストを目指しましょう!
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