劣等感が強い人の特徴とは？心理・原因や対処法など徹底リサーチ！

劣等感は誰もが経験する可能性のある感情です。劣等感を感じたとしても立ち直れる人がいる一方で、劣等感がどんどん強くなる人もいます。このように劣等感が強くなるのは何が原因なのか、詳しくチェックしていきましょう。

コンプレックスがある

コンプレックスがたくさんあればあるほど、他人と自分を比べやすくなります。他人よりも劣っているところを探し、「やっぱり自分はダメなんだ」とネガティブな感情に陥りやすくなるのが劣等感の大きな原因です。

コンプレックスの種類はさまざま。容姿に関することや性格に関することなど、さまざまなところでコンプレックスを抱いてしまいますよね。そんなコンプレックスを刺激された時、劣等感はいっそう強くなります。

過去の失敗体験もコンプレックスとなるので注意が必要。忘れていたことでも、何かのきっかけで思い出すと急に劣等感が強くなる場合があります。いろいろな面でコンプレックスに悩まされる方は多いでしょう。

家庭環境によるもの

子供の頃からの家庭環境によって、強い劣等感を抱きやすくなります。原因の1つとして挙げられるのが、親からの否定です。親は子供を肯定してくれる存在であるべきですが、中には否定から入る親もたくさんいます。あなたの親はあなたにとってどのような存在でしたか？

「お前は何をやってもダメだ」「成績も容姿も悪い」といったように小さな頃から親に聞かされていると、自己評価はどんどん低くなります。「自分は他人と比べて劣っている」という感情が強くなり、劣等感を抱いた人間に成長してしまうでしょう。

兄弟姉妹に優れた人がいる場合も強い劣等感を抱きやすくなるのも、注目すべき点。自分よりも優れた兄弟姉妹が重宝されることで、自己評価が低くなります。

完璧主義者だから

「絶対に失敗をしたくない」という完璧主義者は、一度の失敗で落ち込みやすいです。失敗が原因で高かった自己評価がガクッと落ち、自分に自信がなくなるでしょう。超えられると思っていたハードルを超えられず、「自分はダメな人間なんだ」と烙印を押してしまいます。

そんな時に自分が超えられなかったハードルを超える人が現れたとしたら、劣等感はさらに強くなるはず。他人と比べて完璧にこなせない自分に対して苛立ちを感じ、劣等感に満たされるのではないでしょうか。

完璧主義であればあるほど、このような傾向が強くなります。これを克服できればワンランク上の領域に行ける可能性もあるので、諦めないことが大切です。

自分に向いていない環境にいる

どんなに優れた人でも、合わない環境にいると実力を発揮できません。例えば希望していた部署とは違うところに配属され、なかなか仕事がうまくできない場合、他の人と比べて劣等感を抱きやすくなりますよね。

「他の人は簡単にできているのに、自分はたくさんの時間をかけてもできない」といったように、他の人と比べ、ますます劣等感が強くなります。しかし、それはあなたのせいではなく環境が原因となっていると考えてみましょう。

環境を変えるだけで、驚くほどスムーズに物事が進むようになることもあります。現在の環境が自分に合うのか合わないのか、よく考えてみてはいかがですか。ちょっとした変化があなたの人生を明るくしてくれるはずです。

他人と比べることが多い

劣等感は、他人と比べることによって現れることがよくあります。「あの人はこれができる」「自分はできない」といったように、人と比べることが原因で憂鬱な気持ちになり、劣等感が強くなっていると考えられるでしょう。

自分自身の魅力は何なのかはっきりとわかっていない人は、こういう状態に陥りやすいです。自分の良さがわかっていないからこそ、他人と比べてしまうはず。しかし、他人と比べていても前に進めません。

他人と比べて落ち込む、というサイクルを繰り返すたびに劣等感が強くなります。比較しても良いことはないと自ら悟るようにしないと、悪循環からは抜け出せないでしょう。

自己嫌悪を抱きやすい

自分に自信がない人は、自己嫌悪を抱きやすいと言われています。「こんなこともできない自分は嫌いだ」と決めつけ、自己評価を自ら下げていると考えられるでしょう。周囲から見たらできていないことはないのに、その事実を本人はわかっていないと言えます。

自己嫌悪を抱くのは、生まれ育ってきた環境も原因かもしれません。自分を嫌いになるような経験や失敗が尾を引いて、現在にも残っている可能性があります。

自分を好きに慣れなければ、強い劣等感から解放されるのは難しいはず。自分を好きになるために、一歩踏み出すべきです。