そもそも「波長が合う」とは?
とはいえ、そもそも波長が合うとはどういうことなのでしょうか。波長というもの自体、ひどく曖昧で、何となくわかったようなつもりで使っている人も多いと考えられます。
そこでまずは、「波長が合う」の意味から見ていきましょう。
「波長が合う」の意味
「波長が合う」とは、「他人と意思や気持ちが通じ合うこと」という意味です。とはいえ、なぜ通じ合うのかがわかりませんよね。
全ての物質は最小単位の素粒子でできており、波を持っています。この波にはエネルギーがあり、似たエネルギーを持つ素粒子の波同士は引き合う一方、異なる素粒子の波同士は反発するのが特徴です。
人はおよそ60兆個の細胞で構成された素粒子の塊ですので、それぞれの人が波長を持っていることになります。この波長が似ていると「波長が合う人」になるというわけですね。
かなり難解ですが「似たエネルギーを持っている人同士」と考えると、「波長が合う」ことに納得できるのではないでしょうか。
「波長が合わない」とは?
難解な「波長」の意味が分かれば、「波長が合わない」という言葉の意味は、逆に分かりやすくなるでしょう。つまり、同じ波長を持っていないということですね。
また、宇宙のあらゆる物に波長があるため、人と人の間はもちろん、人と物の間にも波長が合わないという現象が生じてきます。
使い勝手の良い物と悪い物を例にとると、使い勝手の良い物は、使う人と物との波長が合っており、使い勝手の悪い物は、使う人と物との間の波長が合っていないということです。
人の場合では、波長が合わないと感じるのは互いに反発し合う波長の持ち主だから。引き寄せたり反発し合うという点では、磁石のN極とS極の働きに似ているのではないでしょうか。
「波長が合う」の類義語
「波長が合う」の類義語で最もよく使うのが、「気が合う」ではないでしょうか。これは「考え方や感じ方が似ているさま」という意味で、同じものが好きだったり、笑うタイミングが一緒になるなどの特徴があります。
また「馬が合う」という言い方も類義語。こちらは「お互いの性格や気持ちが合う」という意味で、騎手と馬の呼吸が合い、順調に走れている様子が言葉の由来となっています。
他には、「他人の考えや意見を自分と同じだと感じて受け入れる感情のこと」を意味する「共感する」も類義語です。
「お互いの考えがぴったりと一致することや、気が合うこと」という意味で、「意気投合する」などもあり、類義語は比較的多いと言えますね。
「波長が合う」の対義語
「波長が合う」の対義語は、「波長が合わない」を筆頭に「反りが合わない」という言い方があります。これは、反り具合の合わない刀と鞘が由来となっており、「考え方や感じ方が一致せず、どうしても協調できないさま」という意味です。
「相性が合わない」も対義語で、しばしば使われます。そもそも「相性」とは、「複数の人が持つ性格や性質が合うかどうか」を意味する言葉です。そのため、何が原因かはっきりしないけれど、とにかく合わない時によく用いられます。
他にも「息が合わない」や「タイミングが合わない」も対義語と言えるでしょう。実際、波長が合わない人とは、何かにつけてタイミングがズレてしまうことが少なくありません。
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