でき婚で離婚する理由とは?【心理編】
親になる覚悟ができてない
女性にとっての妊娠や育児は、自分の体を張った一大イベントです。妊娠中・育児中は、夫のサポートが必要不可欠ですよね。
近年では子育てに積極的な男性、いわゆる「イクメン」も増えていますが、そういう人ばかりではありません。親になったものの、まだまだ遊んでいたいと考える人や、自分の時間が欲しい、自分の趣味にお金を使いたいと考える男性が存在するのも事実です。
でき婚の場合は、妊娠・結婚・出産のすべてが急であることから、プロポーズを受けての結婚と比べると、夫になる覚悟、そして親になる覚悟ができていない男性が多いと考えられます。そのため、育児中の妻にとっては「使えない夫」という位置づけになってしまいがちなのです。
結果として、妻ばかりが家事や育児をこなし、イライラが募る日々を送ることに。そして家庭内の雰囲気が険悪になる…という悪循環に陥るため、離婚につながってしまうのです。
同世代の友人を羨ましく思ってしまう
SNSが盛んな現代では、スマホで手軽に他人の生活を見ることができます。SNSはそもそも良い部分だけを掲載しているものですが、自分が育児で辛いときなどに友人の楽しそうな投稿を見ると、うらやましく感じることもあるでしょう。
たとえ自分で選んだ道であったとしても、「まだまだ遊びたかったな…」と考えてしまうことはあるはず。そんな自分を周囲と比べて、どうして自分だけがこんな思いをするのかと悲しい気持ちになってしまうこともあるでしょう。中には、「あの時、子供が出来なければ…」と後悔する人もいるかもしれません。
「私も友人たちのように自由に人生を楽しみたい」という気持ちが限界に達した時、離婚へ踏み切ってしまうのでしょう。
気分転換する時間がない
家事育児のために引きこもりがちになり、気分転換する時間が持てないことも、でき婚の離婚理由のひとつです。
先述したように、「自分で選んだ道なのだから」と、友人と遊びたい気持ちをぐっと堪えて家事育児に励んでいる女性も多いでしょう。しかし、我慢にも限界があります。限界を超えて我慢を続けていれば、精神的に辛くなってしまう可能性もゼロではありません。
そんな時、夫や両親などに子供を預けてリフレッシュできれば良いのですが、「夫が家事育児に非協力的」「両親にでき婚をよく思われていなくて頼れない」などの事情で難しいと、妻側に不満が溜まる一方です。
自分だけが苦労や我慢を強いられる状態が続けば、離婚を考えてしまうのも無理はないかもしれませんね。