毒親育ちで大人になった人の体験談
私の話なんて聞いてもらったことがない
「私は親に自分の話を聞いてもらった記憶がありません。いつも親の言いなりで、親の意見は絶対でした。私が何か意見を言おうものなら、遮るようにすべて否定されます。そんな状態で育ったので、今でも人との会話は苦手です。自分の意見を上手に言えません」(25歳/女性)
自分の話を聞いてもらえなかったという体験談です。子どもは本来、自由な存在であるべきでしょう。子どもの話を親が聞いてあげるのは当たり前のことですが、そのような当たり前の経験をせずに否定されて育ってしまうと、大人になっても会話が苦手になってしまうようです。
毒母に依存されすぎて…
「うちは母親とずっと仲の良い母娘でした。休日もいつも一緒で、周りからも仲良しだねなんて言われていました。でも、高校生になって気づいたんですが、それって異常だったんですね。気づいてからは母の依存が重くて…。常にべったりで、私が友達と出かけると嫉妬してくるし、もう耐えられません」(23歳/女性)
仲のいい母娘は、はたから見るとほほえましく映るものですが、実は依存状態に陥っているというのもよくあるケースです。また、子どものころはそれが当たり前と思ってしまうのも、毒親育ちの特徴でしょう。この女性は高校生で気づけて良かったのかもしれません。母娘の距離感をうまく取れるようになるとよいですよね。
いつもほったらかしでした
「親にはいつもほったらかしにされていました。いい意味では放任主義というのでしょうが、限度があります。お風呂に毎日入る習慣もなかったし、食事もお惣菜かインスタントでした。遠足や運動会のお弁当も毎回作ってもらえず忘れられていました」(21歳/男性)
ネグレクトも毒親の特徴ですね。放任主義というと聞こえはいいですが、限度があります。この男性はお風呂に毎日入る習慣がなかったといっていますが、このような基本的な生活習慣を身につけづらいのも毒親育ちの特徴です。本来は親が教えてあげるものですよね。お弁当も作ってもらえなかったというのは、とても辛いですね。
過干渉な母親
「親子関係は良好だと思っていたのですが、今思うとうちの母は過干渉でした。とにかく心配性で、何でもかんでも知りたがったし、私は母の言いなりでした。過剰に心配するからこっちまで不安になってしまって…。母の意見に従うことが自分にとって安心できる状態だったんです。そのおかげで自分の意見を言えない大人になりました」(26歳/女性)
こちらも親子関係は良好だと思っていたケースです。子どものうちはなかなか親の異常性に気づけないものですよね。常に言いなりになっていると、自分で考えるよりも親の言いなりのほうが楽になってしまうこともあるでしょう。でも、それが幸せな生き方だとは言い難いですよね。
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