フレネミーな人の心理
他人を支配し見下したい
フレネミーは他人より常に優位に立ちたいので、友達のフリをして支配しようとしてきます。「あなたには合わないと思うから、そんなことしないほうがいいよ」というように、あなたの言動を制限してくる人はフレネミーの可能性があるでしょう。
アドバイスのように聞こえますが、それは相手のためを思いやった発言ではありません。相手を自分の都合のいいように支配して、それによって見下して優越感に浸ろうとしているのです。
そんなときのフレネミーからの助言にはどこか棘があるので、言われてモヤモヤした気持ちになったときは、その言葉を冷静に考えてみましょう。
他人の不幸を見ることが好き
何をするにも自分が一番になりたいフレネミーは、他人が困っていたりトラブルに巻き込まれているのを聞くと、いきいきとします。表向きでは心配しているような素振りを見せますが、心の中では笑っているでしょう。
本当の友達であれば、まずは心配して相手を思いやる言葉をかけますが、フレネミーは「それでどうしたの?」という風に、状況ばかりを聞き出そうとするはずです。相談事に対しても内容ばかりを気にして、親身に乗ってくれることはありません。
周りから褒められたい
フレネミーは承認欲求が非常に強く、周りから褒められることが大好きです。なので、自分の長所や優れた能力をここぞとばかりにアピールしてきます。
ただし、フレネミーは頭の回転が速く機転が効くので、「私こんなにすごいの!」といった直接的なアピールはしません。周囲が自然と気づくように仕向けるのが上手なのです。
また、そのために周りの人の評判を悪くすることも厭わないので、友達だと思っていたのに裏では悪い評判を流されてた、ということもあるようです。
人と比べたがる
フレネミーには自分と周りの人とを比較する傾向があります。そうすることによって、自分のほうが優れているという満足感を得たいのです。
比較は自分と他者だけにとどまらず、他人同士を比べて順位をつけるようにもなります。フレネミーはその人の性格よりも、容姿や能力、地位などのステータスを重視しがちで、そういったものから人を差別してしまうことも多々あるようです。フレネミーが友達として選ぶのも、自分が見下せる人や自分が得をすると感じた人ばかりでしょう。