泣きたい時に泣かないのはなぜ?
周りの人にバレると迷惑をかけるから
日本人は、良くも悪くも、周囲の目や他人から見た自分を強く意識してしまう特徴があります。大人になるとその傾向はますます強くなり、「他人に迷惑をかけてはいけない」という思考が働くようにもなるのです。
そうした思考回路になると、「泣いていたら気を遣わせてしまう」「泣いていたら、じろじろ見られてしまう」と考えて、とくに人前で泣くことを恐れてしまうのではないでしょうか。
確かに、大勢の人の前で泣くことは、必ずしも良いことだとは限りません。そのことで、あなた自身が悪影響を受ける可能性があるからです。だからと言って、泣くことが一概に周りに迷惑をかけるとも限りません。
周りは、あなたが辛い思いをしていることや、あなたが置かれている状況に気づいていないだけかもしれません。涙を見せることで、それに気づき、あなたを手助けしてくれる存在になる可能性もあるのです。ですから、必要以上に「迷惑をかける」と考えるのはやめましょう。
泣いたら負けだと思っている
泣きたいのに泣かない人の中には、「泣いたら負けだ」というプライドを持っている人もいます。ですが、そのプライドは必要でしょうか?そのプライドによって、あなたの気持ちが少しでも楽になることはあるのでしょうか?
中には、泣かない強い自分でいることに自信を感じたり、強みだと思う人もいるかもしれません。それはそれで良いのですが、「泣いたら負け」というのは、まるで泣くことを悪いことだと捉えているようにも聞こえますよね。
泣くことは決して悪いことではありませんし、泣くことに勝ちも負けもないのです。泣きたい時には、無理に押さえ込もうとしないことの方が必要でしょう。
「自分は大丈夫」と思い込んでいるから
ちょっと泣きたいことがあっても、「自分は大丈夫」「ちょっと辛いけど平気」と考えてしまう人は、泣きたい時に泣かないことが多いようです。
ですが、普段明るく振る舞っていたり、「自分は強い」と考えている人こそ、泣かないことで自分を追い詰めてしまう危険性があります。
それは、いつか大丈夫だと思えなくなる時が来た時に、ダムが決壊するように、感情が一気に溢れ出してコントロールできなくなってしまうからです。
人は誰でも「つらい」「悲しい」という気持ちを溜め込んでしまいます。だからこそ、泣きたいと感じた時に泣くことで、少しずつ辛さや悲しみを緩和していく必要があります。
気持ちが浮上しなくなることを恐れているから
泣きたいと感じた時には、「少し気持ちが弱っている」「普段よりも弱気になっている」と自分のことを再認識することになります。そうすると、弱っている自分を認めることや受け入れることが怖くなることがあるのです。
泣いたり落ち込んだりすることで、自分の感情や気分が下降したまま浮上しなくなることを恐れて、「泣かない」という選択肢をとってしまうことがあります。
ですが、泣きたいと感じた時に泣くことは、気持ちを沈ませてしまうどころか、かえって気分をリフレッシュさせてくれたり、ポジティブな考えへと導いてくれることもあるのです。
泣くことで、溜め込んでいたストレスや感情が一時的にでも解放されると、冷静になれたり、どうしようもなくモヤモヤしていた感情を整理することができます。
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