夢を思いのままに見る!?「明晰夢」って何?
そこで、ここではあまりよく知られていない明晰夢について、詳しく見ていきます。
「明晰夢」の意味とは?
明晰夢(めいせきむ)とは、「今、自分は夢を見ている」と自覚しながら見る夢を意味します。
怖い夢や嫌な夢を見た時、目が覚めて「ああ、よかった」とホッとしたり、楽しい夢を見ていたのに眠りを破られた時はガッカリしますよね。こうした夢は、無意識のうちに見ている夢。
一方の明晰夢の場合、自分で夢を見ている自覚があるため、夢の内容を自分自身でコントロールできることがしばしばです。そう考えると、普段見ている夢とは明らかに違う、特殊な夢と言えますね。
同じ見るなら明晰夢がいい!明晰夢を見るには?
自分で夢の内容を自由にコントロールできるのなら、いつも楽しい夢が見られるよう、すべての夢を明晰夢にしたいですよね。明晰夢という夢があるとわかれば、同じ見るなら明晰夢がいいと感じても不思議ではありません。
明晰夢は脳の中にある前頭葉と海馬が連携し、起きている時に仕入れた情報を整理している時に見るとされます。この時、脳は半覚醒状態にあるため、夢の内容を本人が覚えているのが特徴です。
明晰夢を見るにはリラックスして眠りに就き、夢を見ていると自覚しても起きないこと。また、明晰夢を見るためには脳を鍛える必要があります。その訓練に効果的なのが夢日記。今夜から、さっそく書き始めるといいかもしれませんね。
明晰夢のメリットとは?
明晰夢を見ることのメリットは、自分自身が見たい夢を見られるというのが一番。誰しも怖い夢や、後味の悪い夢は見たくないですよね。
また、明晰夢を見た場合、目覚めた時に快感を感じると言われます。つまり、いい気分で目覚められるということ。朝からどんよりした気分で起きるか、それとも気分爽快で起きられるかは、一日を大きく左右する要素です。
さらに、明晰夢からはインスピレーションを得られることも多いとか。作家の中には、「寝ている間に物語が勝手に進んでいった」と語る人がいますが、進行する物語を覚えていられるのは、脳が半覚醒だからこそです。となると、明晰夢と考えて間違いありませんね。
明晰夢を見ることのリスクとは?
メリットばかりのように思える明晰夢ですが、実は明晰夢にはリスクも存在します。
一般的なレム睡眠中に見る夢では、体が夢に反応しないように睡眠麻痺という状態になるのが特徴です。一方の明晰夢では脳は半覚醒状態にあり、いわば半分起きて半分寝ている状況。そのため、睡眠麻痺になることができません。
その結果、明晰夢を見ている時は頭は働いているのに、体が動かせない状態に陥ることがしばしば。いわゆる金縛り状態ですね。こうした状態に陥ると、恐怖を感じたり、夢そのものが怖いものになってしまいます。
メリットにはデメリットが付きものですが、明晰夢のデメリットは、夢をコントロールできなくなった場合のリスクが高いことです。
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