過去に戻りたいと思う人の心理
現実逃避をしたい
上司に怒られた、顧客に迷惑をかけた、何度も同じミスをしてしまう…。こうなってくると「自分に向かない職業に就いてしまった」「就活の際、断ったほうの会社に入社していれば、今頃生き生きと過ごせていたのでは…」などと思ってしまうこともあるでしょう。
恋愛においても「前の彼女の方が素敵だった」「振った男の方が今は高収入になっている」などと言っては、後悔するのです。過去に戻りたいと思っても、もうどうしようもないことは分かっているのに、今の苦しい状況から現実逃避したくなるのでしょう。
今の苦しみがなかった時代に戻って、一時的にでもストレスから解放されたいと思う心理が働いていると言って過言ではありません。
今に不満を抱いている
例えば、結婚して子供がいると、仕事で稼いだお金は生活費や養育費に消えてしまい、自由に使えるお金はごくわずかです。あまりに自由がなさすぎると、フラストレーションが溜まってしまい「お金も時間もゆとりがあって、自由にできた時代に戻ってやり直したい」などと思ってしまうでしょう。
今の生活のデメリット部分だけが気になり、今の生活がどれだけありがたいのかが分からなくなっているのです。多忙な生活で、結婚して子供がいる幸せ、誰かのために頑張れる生きがいなど、大切なことを忘れてしまっているのですね。
「自由がほしい」と、今の生活に不満を抱いている心理が働き、つい自由だった時代を思い出してしまうのでしょう。
加齢に対する不安
若い頃は、肌にシミやたるみもなく、若々しく元気に過ごせていたことでしょう。夜更かしをしても、数時間寝ればチャージされ、翌朝からの仕事も普通にこなせていたのです。
しかし、年齢を重ねるごとに、疲れやすく、疲れが取れにくい体になってきますし、体調不良になることも増えてきます。女性だと更年期障害に悩まされることも珍しくありませんし、美容面だけではなく健康面でも不安要素が出てくるでしょう。
体力面や健康面で不安要素が出てきたら、何も悩まなかった若い時代を思い出し「過去に戻りたい」「若い時代の体に戻りたい」という心理が働いてしまうのですね。
過去の自分の方が魅力を感じる
「学生時代はとてもモテたのに、今はまったく」「大学時代は勉強でトップだったが、就職してからは戦力として認めてもらえない」など、過去に栄光を持つ人も、過去に戻りたい、あの時代からやり直したいと考えることがあるようです。
「自分はもっとできるはず」「自分はこんなもんじゃない」と、過去の自分にプライドがある分、今の自分を認めることができないという心理なのでしょう。
「過去の自分にできて、今の自分ができないわけがない」と思うことは決して悪いことではありません。ただ、過去を超えられるように、今、自分は何をすべきなのかをしっかり考えるべきなのですね。
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