自虐風自慢をされたことはありますか?
まずは、自虐風自慢でマウントを取られた経験のある女性のエピソードを見ていきます。共感することで、気持ちがすっきりすることもありますよ。
女子会なんて自虐風自慢だらけ!
「女性だけで食事に行くことを女子会などと呼び、おしゃれ感を出すのが流行っていますよね。でも、そんなしとやかで素敵なものではなく、女子会という名の自慢大会が多いんですよ。しかも自虐風自慢ばかりだからますます腹が立ちます。
一人の女性が『私の彼、大手商社マンだから忙しくて会えない悲しい〜』と言い出したら、他の女性は『私の彼はパイロットだからわかる〜』と…。会えなくて悲しいなら常に彼氏に張り付いてろ!と言いたくなりましたが、抑えました」(29歳/女性/看護師)
女子会にもいろいろなタイプがあるでしょう。この女性が所属するグループは、社会的地位や裕福さをアピールするのが好きな参加者が多いのかもしれません。このタイプの女子会に行くのは、向き不向きがありそうです。
友達が会うたびにナンパされた話をしてくる
「友人の一人に、待ち合わせするたびに『今ナンパされたんだけどー』と言ってくる子がいます。普段は気が合うので好きなんですが、この自虐風自慢だけはイラッとする。『身体目当ての男ってきもい』と言いながら、露出度の高い格好をするので、本末転倒というか自業自得というか…。
なんでも話せる間柄なので、『次ナンパされたら待ち合わせ場所まで連れてきなよ、撃退するから』と言いました。次に会うときにどうするのか楽しみです!」(24歳/女性/大学院生)
なんでも話せる間柄だと、自虐風自慢の返しも歯に衣着せぬ言い回しができそうですね。この女性は、はっきりとした性格をしているので、自虐風自慢をする人とも上手く付き合っていけるのでしょう。
自虐風自慢をされて気づいた
「私の家は割と裕福なんです。それを自慢にしてたつもりはなかったのですが、ある友人の言葉でハッとしたことがあります。大学時代に仲が良かったグループの一人に、超お金持ちのお嬢様がいました。その子が『家のドアから敷地を出るまでが長すぎて疲れる』と言っており、自虐風自慢だなぁと思ったことがきっかけです。
そこで、小さいときに『昨日の電話、部屋から電話の場所に行くまでに鳴り終わっちゃった』と言ったことを思い出しました。本当のことだったのですが、思い返せばあれは自慢になるなぁと思い、他人の環境を気遣ってものを言うことを覚えました」(28歳/女性/通訳案内士)
環境が違えば、ただの悩みも嫌みに聞こえてしまうものですよね。自虐風自慢と捉えるかどうかは、相手の価値観次第であるとも言えます。他の人の自虐風自慢を聞いたことで、自分の言動を自戒することができたなら、もう友人を不快にさせることはないでしょう。
会社の制服で自虐風自慢…うざい!
「うちの会社の制服はパンツスーツなんです。パンツってスカートより脚の形がよくわかるし、制服って全員が同じデザインを着るから、なおさら違いが出ますよね。しかも毎シーズン採寸があって新しい制服が支給されるから、その度に丈詰めもするんです。
裾の丈詰めは業者さんが一気にやってくれるので楽なんですけど、ウエストの丈詰めが必要な人は自分でやらなきゃいけなくて。細身の同僚が『毎回ウエストの丈詰めめんどくさい』といつも嘆いているのが、超自虐風自慢だなと思います。本当に面倒なんだとは思いますが、なんかニヤニヤしてるのが腹立つし、もう毎シーズン聞いてるから分かってるよ…」(24歳/女性/化粧品販売)
会社や学校の制服では、自虐風自慢が起きやすいと言えますね。全員が同じものを着ると、体格差が浮き彫りになってしまうのは仕方ありません。その環境を利用して自虐風自慢をする女には、腹が立ってしまうのもうなずけます。