振ったけど後悔する心理・理由≪前編≫
離れてから優しさに気付いた
近くにいるときにはわからなくても、離れてから初めて気づくことがたくさんあります。当たり前だと思っていた恋人の存在がいなくなった途端に、どれだけ優しかったのか気づくことは多いのではないでしょうか。
別れる寸前は、相手の悪いところばかりに目が向きがちです。「もうこんな人とは別れたい!」と思って振ったものの、別れてから相手の優しさに気づいて後悔するようになります。
この場合、別れたことで相手のことを客観的に見られるようになったことが大きいです。近くにいると狭い視野でしか見られなくなりますが、別れたことで一歩引いた立場で相手の良さを見ることができます。そのため、後悔にさいなまれるようになるのでしょう。
楽しかったことばかり思い出す
別れた後に、楽しかった記憶がどんどん湧き上がってくることもあります。付き合っている間は相手との険悪な関係ばかりが目につきますが、別れた後は付き合った当初の楽しかったことばかりが思い出されるようになるでしょう。
そのうち「もっと頑張れば、あの頃に戻れたかもしれない」という後悔が出てきてしまいます。しかし、別れてから楽しかったことばかり思い出すのはよくあることです。こうした思いは一時的なので、しばらく経つと恋人との楽しい記憶が徐々に薄れてくる場合も考えられます。
また、楽しいことだけでなく、恋人と険悪な仲になった原因にも目を向けた方が良いでしょう。感情的にならず、冷静に2人の関係を見るようにしてください。
新しい恋人とうまくいっていない
新しい恋人ができたものの、関係をうまく築けない場合があります。そんなときに元恋人との楽しい日々を思い出し、「あの人となら、もっとうまくできたのにな」と考えて、振ったことを後悔するパターンも考えられるでしょう。
しかし、元の恋人と新しい恋人は別人です。比べても意味がないことに気づかなければ、振ったことを後悔するのをやめられなくなります。新しい恋人とうまく関係を築いていけなかったからといって、元恋人と元の鞘に戻ることはできません。
昔のことを思い出して悔やむよりも、現在の関係に目を向けるようにしてみてください。きちんと今の恋人と向き合うようにすれば、後悔することは少なくなるはずです。
相手の私生活が幸せそうで羨ましい
元恋人と別れた後もSNSでつながっている場合、相手の私生活を見る機会が少なからずあります。SNSで相手が幸せそうな様子を見せていると、「羨ましいなあ」と思って振ったことを後悔するパターンもあるでしょう。
「あの人と一緒にいれば、自分も幸せになれたかもしれない」という気持ちが湧いてきて、後悔にさいなまれるようになります。しかし、SNSで見せている姿は私生活のほんの一部分であることを忘れないようにしましょう。
表向きは幸せそうに見えたとしても、本当は充実した日々を過ごしていない可能性もあります。また、相手を羨むだけでなく、自分も楽しく過ごせるように工夫することが大切です。
一時の感情で別れてしまった
感情的になって勢いで振った場合は、後悔が残りやすいです。振った直後は後悔がなくても、時間が経過して冷静になっていくと「どうして振ったのだろう…」と自分を責めてしまうことがあります。
一時の感情で振ったのであれば、相手も未練がある可能性が高いです。もし本当に後悔している場合は、冷静になったときに復縁のチャンスを探ってみるのも1つの方法です。
しかし、振ったのは自分だという事実は忘れないようにしましょう。関係はいったん終わりを迎えたのだと意識し、新しい関係を構築できるかどうかを慎重に探る必要があります。やり方を間違えると、余計に関係がこじれることもあるので注意してください。