人に会いたくない…「無気力状態」の原因やサイン、改善策まとめ

「人に会いたくない」と感じる時の心理状態は、その時の状況によっても異なるでしょう。会いたくない相手がどのような立場なのかによっても変わってきます。また、自分自身が抱えている問題によっては、「相手が誰であっても会いたくない」という感情になる事もあります。

ここからは、人に会いたくない時の心理状態について見ていきましょう。

気を使いたくない

「人に会いたくない」と感じる時には、他人に対する気疲れが影響している事が多いでしょう。周りの人を楽しませようと明るいキャラを演じている人も、「皆の人気者でいなくちゃ」「明るくしていれば嫌われない」などと常に気を使っている可能性があります。

また、人間関係で悩む人も同様に、「この人が嫌だと思う事はなんだろう」「今の発言は微妙だったかな」などと他人の顔色をうかがってしまいます。その気遣いがピークに達してしまい、「もう気を使うのは嫌だから会いたくない」という状態になる人は多いでしょう。

時間やお金を消費したくない

単純に、人に会うと何かとお金や時間がかかってもったいないという心理から、「人に会いたくない」と感じる人もいるでしょう。お金に関しては、人と出掛けたり飲みに行くとそれなりに支払いをしなくてはなりません。また、多忙を極めている人なら、貴重な時間を有意義に使いたいと感じるでしょう。

どちらの場合も、時間を共有する相手が特別な存在ではない証拠でもあります。無駄を減らしたいと感じている人にとっては、特別な存在以外の相手との時間は不必要なもの。そのため、「あーだるいな、会いたくないかも」と感じてしまう人が多いでしょう。

傷つきたくない

誰かの軽はずみな発言で、心に傷を負った事のある人もいるでしょう。中には、自分が気にしている容姿の事をバカにされたという人もいるでしょう。人の事をネタにして笑いに変える事がうまくいく場合もあります。しかし、ネタにする相手やその時のシチュエーションによっては、まるでおもしろくないこともあります。

また、仲の良かった人から急に冷たくされるなどもあります。言った人は冗談半分だとしても、言われたこちらとしては全然笑えないですよね。そのような時には、自分を傷付けてきた相手とはもちろん、他の人とも「会いたくない」という心境になって当然です。

焦りたくない

日々生活をしていると、焦る場面は多々あるでしょう。焦るのは、仕事の納期や試験勉強に追われるなど、時間に関することももちろんあります。しかしここで言う焦りとは、人と会って、その相手と自分を比べてしまった場合の焦燥感のことです。

人と関わっている以上、他人の生活水準や貯金額、友達の多さなど、気になる事は沢山あります。その中でも、自分が苦手としていることを他人が達成していると、どうしても焦ってしまうものです。次第に「あの人に会うと焦るから会いたくない」「自分のダメなところが浮き彫りになるから会いたくない」という気持ちになってしまいます。