人を信じられない原因とは？誰も信じない人の心理と対処法を解説！

ここからは、「人を信じられない感情」との向き合い方をご紹介していきます。

これまでの話で、人を信じられないでいると何かとデメリットや不都合が多くなってしまうことが分かったはずです。でも、どうしたら人を信じられるようになるのか分からない…と悩んでいる人のために、対処法を見ていきます。

段階的に人を信じていけるようになるために、まずは自分ができることから始めてみると良いでしょう。

自分を受け入れ肯定する

人を信じられないと悩んでいる人に、急に「信じてみよう！」と言っても無理な話です。ただ、「自分を信じること」ならできるのではないでしょうか？人を信じられない人の中には、自分のことも信じられない人や、自分に自信が無い人が多く見られます。まずはその問題と向き合うのです。

ネガティブで否定的な意見を持ちやすい人は、まず自分自身を受け入れ肯定することから始めてみましょう。自分の出した答えや意見に「それでいい」「大丈夫」と言い聞かせ、自分に自信を持ったりポジティブな思考を持つように、考え方を変えることがスタートになります。

他人に誠実に対応するよう心がける

自分を信じることからスタートしてもまだ、人を信じることが怖い人もいるでしょう。その場合は、「人を信じる」と他人の誠意に期待するのではなく、自分が他人に誠実に対応するようにして、他人に信じてもらうようにしてみると良いです。

あなた自身が相手を裏切ったり嘘をつかなければ、相手との関係が終わってしまうことはないですよね。あなたが信じられないでいるとしても、あなたが誠実な対応を心がけていれば、相手はあなたを信じてくれます。そして、あなたのそばにいてくれるようになるでしょう。そうすれば徐々に絆が深まり、信頼関係が構築され、あなたも相手のことを信じられるようになっていくはずです。

相手に期待しすぎない

相手に対する期待が大きければ大きいほど、裏切られたと感じる機会は多くなってしまいます。例えそれが相手にとって裏切りではなくても、あなたが「こうしてくれると思ってたのに」と思っていれば、相手がそうしてくれなかっただけで、あなたにとっては裏切りになってしまいますよね。

これは、あなたの期待しすぎや求めすぎが原因であると言えます。あなたにも考えや気持ちがあるように、相手にも考えや気持ちがあることを理解すべきでしょう。そして、あなたの思った通りに他人が動くわけではありませんよね。極端に言ってしまえば、「他人は何もしてくれないものだ」と達観するくらいの思いで接した方が、結果的に楽であり、裏切られたと感じることも少ないのです。

ただ一人を信じてみる

あなたと関わる人すべてを信じることは難しいでしょう。しかし、あなたが「この人だと話しやすい」「同じような考え方をしている」と思う人が近くにいるなら、まずはその人のことを信じてみると良いでしょう。

確かに、世の中には様々な人がいて、「信じてはいけない人」が実在することも事実です。そのため「皆を信じるべき」とは言えませんが、あなたが少しでも心を開ける人がいるとしたら、まずはその一人を信じてみると良いでしょう。

「たった一人だけ？」と感じるかもしれませんが、信じられる人が一人いるかいないかで、思いや状況は変わるものです。相談したり愚痴をこぼすことができるなど、あなたの苦しさや辛さを紛らわしてくれる存在にもなり、また人を信じることの素晴らしさを学ぶこともできるでしょう。