一人っ子の女の子の育て方のポイント
これまでも触れてきましたが、一人っ子には親の愛情を一身に受けられるメリットがある反面、目が行き届きすぎるがゆえのデメリットもあります。一人っ子を育てる親は、それらを踏まえて子育てしていくことが大切なのです。
親が自分をどう育ててきたかということが今度自分が子育てをすることにも深く影響していき、それが次の世代へとどんどん続いていきますので、子育てにはかなり重要な意味合いがあることになりますよね。
では、一人っ子の女の子の子育てについて、押さえておきたいポイントをご紹介します。
一人っ子だからという理由だけで厳しくしない
一人っ子はワガママ、我慢ができない、協調性がないといったマイナスイメージは、当事者である親も見逃せませんよね。確かに一人っ子には、きょうだいがいる家では経験できないことがあるのは本当です。
でも、一人っ子だからという理由だけで厳しくすることに意味はありません。きょうだいがいないせいで経験できないことは、幼稚園や保育園、学校などの集団生活の中でちゃんとカバーされます。一人っ子でも、社会性を身に付ける機会はたくさんあるので大丈夫です。
たくさん甘えさせる
たった一人の娘なわけですから可愛いのは当たり前、わざわざ無意味に厳しくする必要はありません。特に幼少期は、たくさん甘えさせて親からの愛情をたっぷり与えましょう。
抱っこなどのスキンシップ、一緒に遊んだり話を聞いてあげたりという温かい関わりを重ねてくださいね。幼い頃に甘えさせたからといってワガママになることはありませんよ。
親から愛されてきた経験があれば、しかるべき時に自分から親の手を離れます。その時に、ちゃんと手を離してあげることが大切なのです。そして背中を見守りましょう。
甘えさせるが、甘やかさない
たくさん甘えさせることが、一人っ子の女の子の健全な成長を促します。そのため、甘えさせることは大切ですが「甘やかす」のはNGです。これは一人っ子に限った事ではありません。
甘やかしとは、子どものワガママを何でも聞いたり、危ないことや人を傷つけるようなことをした時に叱らなかったりすることを指します。要は、親が子どもの言いなりになってしまうのです。これではただのワガママで分別のつかない大人になってしまいます。
子育てでは、子どもを甘やかすのではなく甘えさせることが大切なのです。
家族以外の人間関係を大切にする
一人っ子は家庭の中では大人に囲まれたたった一人の子どもですが、やがて幼稚園などの社会に出れば、そこで新しい人間関係を築いていくようになります。
特に一人っ子の場合大人の目が行き届きやすかった家庭から外に出るとなると、親はあれこれ不安になるかもしれません。でも、「うちの子ならやっていける」と子どもを信じてドンと構えましょう。我が子が家族以外の人間関係を作れることに感謝したくなるはずですよ。
お友だちとうまくいかないことがあっても、それも子どもにとって大切な経験です。子どもが話したい時にいつでも聞いてあげられるような関係性を大切に、外での子どもを応援しましょう。
過保護・過干渉はNG!子どもの意志を尊重して
目が行き届く分、ついついあれこれ口や手を出してしまいがちなのも一人っ子の親にありがちな傾向です。特に女の子となると、可愛さのあまり心配や不安が先走って親が道を塞いでしまうことも。
でも、過保護や過干渉を繰り返していると、自分で何もできない子になってしまいます。大人になってからも、親の意見がないと何も決められないという人が実際にいるのです。親が死んだ後、その人たちはどうやって生きていくのでしょうか。
愛情を与えることは大切ですが、子どもが自分でやろうとする力は決して奪ってはいけません。その子らしく生きていけるように、意志を尊重してあげましょう。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!