胸に手を当てる時の心理《前編》
ここからは、胸に手を当てる時の心理を紐解いていきます。
誠実さを見せたい
人前で話す時に自分の胸に手を当てて話している人を見て、「とても一生懸命な人だな」と感じたことはないでしょうか。胸に手を当てて話している人を見ていると、無意識のうちに一生懸命さや誠実さを感じる人は少なくありません。
そのため、胸に手を当てる時は「相手に誠実さを見せたい」という心理が強い時です。ただ、胸に手を当てる仕草によって相手に「誠実だと思わせたい」と考えている点には、くれぐれも注意する必要があります。
というのも、本当に誠実な人はわざわざ胸に手を当て「自分は誠実ですよ」というアピールなどしないからです。相手が胸に手を置いて真剣に話してきたら、「何かあるのかな」と思った方がいいかもしれませんね。
相手に信じて欲しい
相手に信じて欲しい時も、人はしばしば自分の胸に手を当てて話すことがよくあります。
信じて欲しい相手に向かって話す時に自分の胸に手を当てるのは、「本当は相手の胸に手を当て、自分の気持ちを信じてもらいたいけれど、さすがにそれはできない」という心理があるからです。
その結果、自分の胸に手を当てることで「この気持ちに嘘偽りはありません。どうか信じてください」という意味を込めています。
この場合は、「信じて欲しい」という気持ちを伝えるために、相手の視覚に訴えようとする心理が働いているといっていいでしょう。
説得したい
誰かを説得したいという心理の時にも、胸に手を当てることがあります。
この場合は、2つの心理に分かれるのが特徴です。まずは、「相手を何が何でも説得して見せるぞ!」という自分自身の固い決意の表れから胸に手を当てるケース。もうひとつが、相手から、自分を信頼する気持ちを引き寄せたいという心理の場合です。
説得の際に胸に手を当てる場合、無意識のうちに相手をかなり手ごわいと考えています。そのため、「何としてでも説得しなければ」という強い心理が、胸に手を当てる仕草となって現れてくると理解していいでしょう。
相手に寄り添いたい
目の前に悲しみに暮れている人や、落ち込んでいる人がいる時も、人は胸に手を当てることがよくあります。
これは「相手に寄り添いたい」という心理の表れです。そのため胸に手を当てて相手に接し、「あなたの辛い気持は本当によくわかるよ」と伝えようとしています。
悲しんでいる人を見ると、思わず胸に手を当ててしまう人は共感能力が高いのが特徴です。そのため、相手の悲しみを自分のことのように感じ、時には一緒に泣いてしまうことも少なくない、そんな優しい人でもあります。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!