胸に手を当てる時の心理《後編》
引き続き、胸に手を当てる時の心理をご覧ください。
自分のことをわかってほしい
相手に対して、「これだけはどうしてもわかってほしい」という心理の時、人はしばしば胸に手を当てて話します。胸に手を当てることによって、「これは本当なんです。嘘ではありません」という必死の思いを、態度にも表そうとしているからです。
例えば、口だけで「信じてください」と言う人と、胸に手を当てて「信じてください」という人がいたら、どちらをより信じようという気になるでしょうか。おそらく、大多数の人が後者を選ぶはず。それだけ、相手の心に訴える力が増すからです。
相手によく思われたい
自分の安否を心配してくれていた人が、「よかった、無事で」と胸に手を当てる様子を見たら、たいていの人が「優しい人だな」と感じるのではないでしょうか。そのため、相手によく思われたいという心理から、無意識のうちに胸に手を当てることもよくあります。
目の前の人がしばしば胸に手を当てる場合は、「私は優しい気持ちを持っている良い人ですよ。わかってくださいね」というアピールが込められているとみていいでしょう。
気持ちを抑えたい
人は嬉しさを感じた時だけでなく、恐怖を感じた時には心臓の脈拍が早くなります。いつもより鼓動を打つ回数が増えるため、自分でドキドキしていることがわかることがしばしばです。
こうした時、人は何とかしてこの気持ちを抑えようとして胸に手を当てることがあります。恐怖を感じた時は、「何とかしてこの怖いと感じる心理を抑え込もう」とするわけですね。
一方、好きな異性に声をかけられて舞い上がった時も、心臓がバクバクします。この場合も胸に手を当てることがよくありますが、こちらは嬉しいという感情が表に出過ぎないようにしようという心理が強いのが特徴です。
せっかくなら、嬉しいドキドキで気持ちを抑えたいものですね。
願っている
人が何かを強く願う時、実際に身体の中でフル回転している器官は脳です。けれど、願うことには感情が伴うため、人は心で考えていると感じます。そのため、無意識のうちに心臓がある部分、いわゆる胸に手を当てる人が大多数です。
一般的に心臓の辺りにハートがあると考えている人が多いことも、胸に手を当てるのにつながっています。いわゆる、ハートで願っている状態ですね。
こうした強い願いの気持ちをハートに込めようとする心理から、胸に手を当てていると言えるでしょう。
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