「会いたいのに会えない」に関する専門家の意見やアドバイス
彼と会うことばかり考えている女性は「重い」
一日中、大好きな彼のことばかり考えていて、会えない時間が少しでもあると辛くなる……。恋愛の真っ最中にはよくあることですが、「会いたい」という気持ちを前面に押し出しすぎると、彼にとっては重荷になってしまうこともあるようです。これについて、『大好きな彼をかならず手に入れる 恋愛の極意』(志摩純一)には、以下のような記述があります。
「(前略)さて、あなたが恋愛に翻弄されないための方法を、もう一つ、お伝えします。彼からずっと愛される。それを望むなら、自分のすべてを恋愛一色で満たさない、これがとても大切です。これから、ぜひ実践してください。
恋愛相談を受けていて、ときおりビックリするのは、「彼との時間が一番、楽しいから、彼からの連絡があったら、お稽古事も、友人との食事も、すべて、キャンセルします」という女性がいることです。あなたは、どうですか?
『そんな生活をしていて、つまらなくありませんか?』と質問すると、『いえ、全然嫌じゃないです!』とうれしそうな答えが返ってきます。
本当にいじらしい女性です。このような女性にとっては、彼がすべてで、彼からのメールがくることだけが、最大の楽しみなのです。しかし、残念ながら、こんな調子では、男女の仲はうまくいかなくなります。
女性は自分の100%を、彼だけに費やしてしまうと、彼の言動の一つひとつに過剰に反応するようになります。自分の思うとおりの反応がなかった場合、例えば、彼からメールが丸一日、全然こなかった場合には、落ち込んだり、悔しがったりして、大いに取り乱してしまいます。
一方の男性は、『彼女は、何もせずに僕のことを待ってくれるから、大切にしよう』とは思わないのです。逆に、彼女に待たれ続けることからの心の負担で、逃げ出したい心境になってしまう人が多いのです。
男性の心のバランスは、大体『恋人3割』に『その他が7割』で構成されているといえます。要するに、男は腹3分目で恋愛をしたいのに、女性はお腹いっぱいの恋愛を従っている。だから、うまくいかないのです。
あなたが彼に、『腹3分目なんてダメ!私のことを四六時中、考えててよ!』と無理強いをすれば、たちまち、彼は消化不良を起こして、2人の仲は険悪になります。具体的にいうと、「一日に3回はメールか、電話をしてきてね』と言うと、多くの男性は、負担に感じ始めます。
男性の心は、あなたがどんなに努力をしても、頼み込んでも、恋愛が10割を占めることは決してありません。彼が3分目で満足しているのならば、あなたもそれで満足をして、残った7分は自分磨きや、家族や友人との時間に使うのが賢明です。
男性も女性も恋人という関係になってからも、人として相手の気持ちを考え、その当たり前の人間関係を大切にしましょう。そうすれば、恋愛はうまくいきます。」
このように、「彼との恋愛が生活のすべて」になってしまうのは、意外にリスキーなのかもしれません。会いたいのに会えない時間は、恋愛以外の活動に当てて、彼との間にほどよい距離を保ちたいものです。
「会いたい」と言いまくる女性は、むしろ彼に放っておかれることも
会いたい気持ちを抑えられずに、直球で「会いたい」と言いまくってしまう女性も多いことでしょう。しかしそれは、むしろ逆効果だという説があります。『No.1キャバ嬢が教える男の本音を知る技術~幸せな結婚ができる女性 なぜか結婚できない女性~』(高野麗子)には、以下のような記述があります。
「おつき合いがスタートして、毎週楽しくデートに出掛けるカップルは、やっぱり幸せです。一方、彼がデートに積極的じゃなく、誘うのが女性のほうからばかりとか、それすらなく、彼に放っておかれる最悪のケースもあります。
どうして同じカップルなのに、こんなに差がついてしまうのでしょうか?
まず、放っておかれている女性には、ある共通点があります。それは『会いたい』という直球のワードばかりを投げつけている人が多いこと。
ふたりの関係が順調なときは、それでも問題ないのですが、『会いたい、会いたい』を繰り返されていると、徐々に男性はなんとなく面倒くさくなってきてしまいます。
そもそも単純に、会っていた時間に女性が自分の魅力をアピールできていないのかもしれません。
魅力をアピールするほうが先決。それから『あの子と一緒にいると楽しいな』『かわいいな、一緒にいたいな』『ごはん食べたいな、どこへ連れてってあげようかな』という順番なわけです。
カップルは、会っているときがいちばん大事。それが楽しければ、彼だって次も会いたくなるはず。男女関係なく、対面しているときに楽しくない人と、もう一度会いたいとは思わないですよね。
その最初のアピールがないまま、カップルになったからといって『会いたーい!』という要求だけを投げ続けていると、男性は『うーん……』と腰が引けてしまう。
また、そういう女性は、メールやLINEにばかり頼る傾向があります。
たとえば、会っているときは緊張してあまり話ができなかったから、あとでなんとかしようとして、LINEをしつこく送ってしまったりしていませんか?
でも、大量のLINEが届いていると、男性は引きます。
『この子、ちょっと怖いな』と感じるので、既読スルーになったり、ついには未読のまま放置されたりして、どんどん悪循環におちいってしまう……。
『私といれば、こんなに楽しいんだよ』というのが彼にきちんと伝わっていれば、女性が『会いたいな』と言ったら、すぐに『いいよ』という流れになるハズです。
会っているときに『おれの彼女は魅力的だ』『この子といると楽しい』という部分が彼の中で満ちていないのに、一方的に『会いたい、会いたい』と言っても、それは押し売りみたいなものなんです。
だから、おつき合いをはじめた初期段階でのデート中に、自分の魅力をどれだけ伝え切れるかが大事です。」
このように、「会いたい」という気持ちをストレートにぶつけると、かえって彼を及び腰にさせてしまう危険があるようです。向こうから「会いたい」と言ってもらえるように、最善を尽くしましょう。
<参考文献>
『大好きな彼をかならず手に入れる 恋愛の極意』(志摩純一)
『No.1キャバ嬢が教える男の本音を知る技術~幸せな結婚ができる女性 なぜか結婚できない女性~』(高野麗子)
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