一人になりたい女性の心理を状況別に解説！ストレスの解消法もご紹介

ひとりになることを恐れる必要はない

群れることを好む女性は少なくありませんが、なかには一人でいるのが苦にならない人もいます。『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』（DJあおい）には、以下のような記述があります。

「どんなに大きな仲良し集団でも、ひとりのわたくしから見たら、とてもとても息が詰まりそうなグループです。それは大規模なグループの自由よりひとりの自由のほうが大きいから。グループに縛られていたら決して出会うことのない縁がひとりの自由にはあるんですよ。

ひとりで寂しいと思うことはありません。ひとりが寂しいのじゃなくて恥ずかしいというのがあるけど、それはひとりでいる人のことを笑う人がいるから。例えば、ひとりでカフェに行ったとします。自分以外周りが複数でいたとき、ちょっと恥ずかしく感じることがあるのではないでしょうか。誰も自分のことを見ていなかったとしても。仲間意識が仲間外れを作っちゃうんですね。

おもしろい人でいたければ、群れちゃいけない。Twitterとかでもそうです。人気が出てきて、人脈が広がると急に内輪ノリのせいでつまらなくなるアカウント、心当たりはありませんか？　孤独がおもしろい子だったのに、おもしろ要素をなくしてしまったんですね。読者の人に向けて、じゃなくて、内輪の人に向けての内容になったことで、読む人を選んでしまっているんです。

あと、女性にありがちなことだけど、少し知名度が上がると、すぐに顔出しするようになるんです。自分が前に出ちゃってる。自分をチヤホヤしてほしくなっちゃう。読者はお前の顔じゃなくて作品を見たいんだ、という話。

私生活でもそれは同じです。人付き合いは基本一対一。ひとりにならなきゃマトモなお付き合いなんてできないんですよ。
意味のない集団に縛られて、ひとりの自由を放棄しないでください。もったいないですよ。」

このように、ひとりになりたいときには、自分の心に素直に応じたほうがいいのかもしれません。集団に属する安心感よりも、ひとりでいることで得られる自由のほうが心地良く感じられる場合もあるでしょう。

恋人がいても一人の時間は大事

たとえ恋人がいても、一人で過ごす時間は必要です。しかし、彼氏からの束縛を「愛されている証拠」だと思い込む女性も中にはいるようです。『キスは、女からするもの。』（中谷彰宏）には、以下のような記述があります。

「習い事をすると、1人の時間を持つことができます。
ところが、『今日は習い事に行く』と言うと、へなちょこ男は『そんなことを言いながら、浮気しているんじゃないだろうな。ダメだ。常に自分のそばにいろ』と言うのです。
それでは習い事に行けないし、1人にさせてもらえません。
1人の時間がなければ、成長もできないし、仕事もできなくなります。

『常にオレの目の届く範囲にいろ。1時間おきにメールしろ』と言われても、仕事をしている人間がそんなことをできるわけがありません。
へなちょこ男は、『できないなら、やめろ』と言うのです。
監禁と同じです。
空間的にも時間的にも束縛しています。
自分のそばを離れたり、1人で何かをする時間も許さないのです。
友達同士の旅行は禁止と言われている女性がいます。
美人でスタイルもいいのです。
でも、かわいそうに、へなちょこ女の空気が漂っています。
最初につきあったのがへなちょこ男だったので、悪い流れになったのです。
友達との旅行禁止は、きついです。
本人が行きたくないならまだいいのです。
彼女はパスポートも持っていません。
パスポートを持つこと自体、禁止なのです。
それなら自分が連れていってあげればいいのに、それもしません。
『海外なんてたいしたことない』と言いますが、自分も行ったことがないのです。
国内の旅行にも連れていきません。
ひきこもりに巻き込んだような状態です。
これが典型的なへなちょこちゃんとへなちょこ男のカップルです。

へなちょこちゃんは、拘束されることを愛だと勘違いしています。
監禁されていることを『彼は私のことをこんなに好き。私のことをこんなにかまってくれる』と思うのです。
それはそれで、本人にとってはハッピーです。
へなちょこちゃんとへなちょこ男は、ある意味、ベストカップルです。
外野がおせっかいに口を挟むことではないのです。」

束縛を愛だと受け止めて、幸せを感じているのであれば、それでいいのかもしれませんが、ひとりになりたいと思う気持ちがあるなら、相手にきちんと伝えられる関係性を築きましょう。

＜参考文献＞
『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』（DJあおい）
『キスは、女からするもの。』（中谷彰宏）