自己犠牲をする人の特徴
自己犠牲は誰にでもできることではありません。では、いったいどういう人が自己犠牲をするようになるのでしょうか。
頼まれると断れない
これは、自己犠牲をしたくてしているわけではないタイプの人ですね。本人は自分の負担が増えるのは嫌なので、できれば断ってしまいたいのです。ところが、頼まれると断れない性格をしているため、結局引き受けてしまうことになります。
頼まれると断れないのは、端的に言うと気が弱いからです。断ることで「冷たい人だ」と思われたり言われたりすることを恐れています。
自己評価が低い
これは先ほど解説したこととも関係しています。自己評価が低いと、人に批判されたり嫌われたりするのが怖くなるのです。そのため、本心では断りたくても、相手のいうことに流されてしまいがちです。
自己評価が低い原因は人によってさまざま。しかし、多くの場合は、養育環境に原因があると考えられるでしょう。理不尽な理由で叱られたり、本当の自分の得意なことや好きなことを否定されて育つと、自分には価値がないと信じるようになります。その結果、人のいうことを聞いていないと自分は許されないような気分になるのです。
このタイプの人は、自分から他者に頼みごとをするのも苦手。そのため、人生のさまざまな場面で壁に突き当たりがちです。
承認欲求が強い
承認欲求が強いのも、自己犠牲をする人の特徴です。自分のことを誰かに認めてほしいという気持ちが強く、そのための努力を惜しみません。
したがって、努力の目的が「自分が成長するため」ではなく、「誰かに気に入られるため」になりがちです。本来は、自分が成長した結果として周囲に認められるのが理想的。逆に人に認められることが一番の目標になってしまうと、自分の成長に結びつかないことがあります。
たとえば、自分のキャパシティを超えている量の仕事を人から引き受けてしまうのは、成長につながらない努力です。その時は人に認められるかもしれませんが、これでは良い業績を収めることはできないでしょう。
人の喜ぶ顔が見たい
こちらは、純粋に誰かを喜ばせたいタイプ。自己犠牲をする人の性格の中では、もっとも健全といえるでしょう。
このタイプの人は、自己犠牲をしたいわけではありません。ただし、人を喜ばせることができるのであれば、自己犠牲もいとわないと考えます。
そのため、自己犠牲をせずとも誰かのために活動していることが多いですね。たとえば、休日にボランティア活動をしたりするのもこのタイプには多いでしょう。別に自分の時間を犠牲にしているのではなく、喜んでそれをやっているのです。本人も充実感を得ており、理想的な状態といえます。
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