自己犠牲をする人の心理
自己犠牲をする人は、根底にどんな心理を抱えているのでしょうか?一見すると奉仕精神のように見えますが、そうでない部分も結構多いようです。詳しく見ていきましょう。
人と争うことが嫌い
争いごとを嫌い、平和でいたいタイプの人も自己犠牲をする傾向があります。人からの頼みを断ってしまうと、あとでギスギスした関係になってしまうかもしれないので、それを避けるために自己犠牲をするのです。
このタイプの人は、もともと繊細な心の持ち主。たとえ自分が関わっていない争いごとでも、目の前で起きていると心が痛むのです。そのため、そういう事態が起きる前に自分が我慢していれば良いと考えます。
周囲に認められたい
自己犠牲をする人は承認欲求が強いという特徴は先ほど紹介しましたよね。こういう心理を抱えてしまう人は、あまり周囲に認められずに育っていることが多いです。
家庭環境はもちろんですが、学校でもそういう場面はたくさんあります。人にはそれぞれ得意なこととそうでないことがありますが、学校で評価されるのはほとんど勉強だけです。車に詳しいとか、手先が器用であるといったことは評価されません。
したがって、学校での評価軸と自分の得意なことが一致していないと、「実力はあるのに認められない」という不満を抱えることになります。こういう経験を多くして育つと、普段から誰かに認めてもらうことへの渇望を抱えたまま生活することになります。
人に失敗されるのが嫌
これは少し意外な心理かもしれませんね。実は、自己犠牲をする人の中には「誰かに任せて失敗されるより、自分がやったほうが良い」と考えるタイプの人もいます。完璧主義で、失敗を許せない性格といえるでしょう。
周囲からすると、こういう心理で自己犠牲されてしまうとショックかもしれません。一見親切に見えても、背後にはこのような考えが隠れていることもあります。
このケースでは、自己犠牲をする人以上に、自分の役割を奪われてしまった人のほうが犠牲になっているといえます。「任せられるから楽だ」と考えていると、自分が成長するチャンスを逃してしまうこともあるので、自分がやるべきことは自分がやるのだと主張することも大切です。
誰もやらないから仕方なく引き受ける
誰もやりたくない仕事ってありますよね。そういう仕事は進んで引き受ける人がいないと、いつまでたっても担当者が決まらないという事態になりがちです。
そういう場合に、自己犠牲をして引き受ける人もいます。このタイプの人の心理は「やむを得ないから」です。
このタイプの人は自己犠牲をしたいわけではありません。しかし、「このまま誰も引き受けないと押し付け合いが始まるんだろうな」と考えると面倒に感じます。そこで、誰かが引き受けてくれることを期待するのは早々に諦め、自分が引き受けることにするのです。
表現を変えると、「諦めが早い人」ともいえそうですね。矛盾しているように思えますが、普段は積極的に仕事を引き受けることはあまりしません。
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