自己犠牲をするデメリットとは?
自己犠牲は美徳と思われがちですが、実はたくさんのデメリットがあります。詳しく見ていきましょう。
他人にいいように利用される
先ほど紹介したとおり、なんども自己犠牲を繰り返していると、次第にそれが当たり前になります。「こういうのはあの人がやるもの」という根拠のないイメージが定着してしまうのです。
こうなると、周囲は面倒ごとがあるたびにその人に頼むようになります。これは頼んでいるというよりも、利用しているのです。特に、相手が断りたくても断れない性格だと分かっていながら頼むのは、都合よく利用しているにすぎません。
他人にいいように利用される状態では、時間や労力を搾取されるのはもちろん、人として尊重されていない気分になります。余計に自信を喪失し、自己犠牲の泥沼から抜けられなくなるかもしれません。
ストレスが溜まる
どんな人でも、たくさんの仕事をこなしていればストレスが溜まります。しかも、それが本来自分がやるべきことではないのだとしたらなおさらです。
また、人の頼みごとに時間を割いているということは、自分の時間が減ることを意味します。その結果、ストレスを発散する機会さえ奪われてしまうのです。ストレスフルな生活をしている人ほどストレス発散の機会が得られないというのは、困った矛盾ですね。
たとえ時間に余裕があっても、ストレスが溜まっているのであれば頼み事は断らなければなりません。他人の役に立つことも大事かもしれませんが、自分のケアをすることも大事にしましょう。
体調を崩す
人のために時間をささげるということは、自分の時間が減るということです。趣味の時間が減るだけならまだマシかもしれませんが、必然的に生活に必要な時間も奪われますよね。
たとえば、食事に費やせる時間が減ります。こうなると適当な食べ物で間に合わせてしまうため、栄養バランスに問題が生じるでしょう。また、仕事が長引くと睡眠時間が減るので、寝不足になります。その影響は仕事への集中力にも影響してくるので、余計に仕事が終わらなくなるという悪循環に陥るリスクも…。
生きている意味が分からなくなる
自己犠牲をすることのデメリットとして、一番重要なのはこれではないでしょうか。きっと多くの人が感じているはずです。
自己犠牲をしている間、自分は自分の人生を生きていません。他人の仕事を肩代わりしても、その結果として給料を得るのも上司に認められるのもその人です。こちらはせいぜい感謝されるくらいですし、それさえ得られないこともあります。
要するに、時間や労力という形で自分の人生を他人に提供しているのです。これでは、自分が誰なのかさえ怪しくなります。自分だけの人生なのですから、安易に人には譲らない姿勢も必要ですよね。
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