自己犠牲をする人が「辛い」と感じる瞬間
自己犠牲をする人の中には、自分が誰かの役に立てるだけでも嬉しい人がいます。しかし、これまで見てきたように、好きで自己犠牲をしているわけではない人もいます。したがって、そういう人は不満を抱えることになりがちです。では、具体的にどんな場面で不満を抱えてしまうのでしょうか?
責任を押し付けられた時
「わざわざ手伝ってやったのに、それでミスったら『お前のせいだ』って…。理不尽です」(24歳/男性/IT関係)
断るのが苦手なタイプの人などは、積極的に自己犠牲をしたいわけではありません。しかし、仕方なく周囲の頼みを引き受けているうちに、「頼みやすい人」というイメージがすっかり定着してしまいます。その結果として、自己犠牲をするたびに自己犠牲をする機会が増えてしまうという悪循環に陥るのです。
このように頻繁に責任を押し付けられるようになると、自己犠牲に慣れている人でも耐えられません。しかし、もともと断るのが苦手なので、自分が破綻してしまうまでこれを続けることも…。断る勇気の大切さが分かりますね。
周りに感謝されない時
「代わりにやってあげたのに『ありがとう』の一言もないなんて、常識を疑いますね」(27歳/女性/事務職)
これは承認欲求が強いタイプの人が抱える悩みです。このタイプの人が自分を犠牲にするのは、周りが自分を認めてくれるという大きなご褒美があるからです。そのため、自己犠牲をしたのに感謝されないのでは、働いたのに給料がもらえないようなものだと考えます。
しかも、自己犠牲をするたびに感謝はされなくなります。次第にそれが当たり前になってしまうからです。例えるならば、残業が当たり前の会社で働いているのに残業代が出ないようなもの。
何事も、当たり前になるとインパクトは失われてしまいます。自己犠牲をするのは、ときどきにしておいた方が良いかもしれませんね。
手柄を奪われたとき
「僕が作った資料を提出した同僚が褒められていました。一言でいいから僕の名前も出してほしかった…」(32歳/男性/食品メーカー)
自己犠牲する人は誰かの仕事を引き受けることが多いです。それが自分の手柄として評価されるのであれば、まだ良いといえるでしょう。
もしこれが別の人の手柄として評価されたのであれば、自分の努力は何一つ認められていないことになります。すべてが無駄になったように思えて辛く感じるでしょう。
自分のキャパシティを超えたとき
「もう無理!って思っても断れなくて…。結局、徹夜とかしちゃいます」(27歳/女性/化粧品メーカー)
いくら自己犠牲をするにしても、限度があります。時間も労力も限られているのですから、自己犠牲しすぎると自分の時間がなくなるのは当然です。
ところが、断れない性格の人は引き受けられる以上の仕事を背負い込んでしまいがち。こうなると、頼んできた人に返すわけにもいかないので、八方塞がりになってしまいます。そして、こうなると最終的には周囲に迷惑をかけることに…。断ることができない自分の性格と、構わず頼んでくる周囲のことを恨めしく思うでしょう。
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