短気な人に共通する特徴は？気が短い原因/心理/改善法など徹底解説

続いては、短気な人がすぐにキレたり感情的になってしまう原因についてチェックしていきましょう。短気になってしまうのには、さまざまな原因があると考えられます。原因を把握できれば、短気な人の気持ちを理解しやすくなるのではないでしょうか。

自分に自信がない

短気な人は、自分に自信がないタイプが多いです。しかし、自分に自信がないことを周囲の人に知られるのを嫌がり、隠そうとするのが短気になりやすい原因と言えます。自分の弱みが明らかになりそうな時にキレて、周りを萎縮させることで自分を守っているのです。

自信がなければないほど、短気な人が怒る度合いが大きくなるでしょう。キレる様子を見せて周りを威圧することで、実力以上に自分を大きく見せていると考えられます。そのため、短気な人は実力がありそうに見えて全く実力がないことが多いです。

ストレスが溜まっている

ストレスが溜まり、精神的な余裕がなくなると気が短い状態になりやすいとされています。この場合、常に短気なのではなく、ストレスが溜まっている時だけに短気になってしまうと言えるでしょう。

イライラしているといつもは気にならないことでも気になり、急に怒ってしまうことはありませんか？普段とは違う反応に、「急に短気になってどうしたんだ」と周囲は驚いてしまうはずです。

仕事や勉強などで、自分でも気づかないうちにストレスが溜まっていることがあります。いつもよりイライラして短気になっていたら、ストレスで追い込まれると考えてみてください。

気が小さい

気が小さいのが原因となって、短気になる場合もあります。本当は周りの評価が気になって仕方がなく、少しでも悪い評価を耳にするとイライラしてしまうのです。

表向きには「周りの評価なんて気にしない」と気が大きい雰囲気を出すので、周りの人は気が小さいと判断しにくくなります。しかし本当に気が大きな人は、周りからどんな評価をされてもイライラすることはありません。

悪評を聞いたときこそ、その人の度量が見られると言えるでしょう。気が小さくて短気な人は、「あの人は心が狭いな」と思われることも多くなります。

細かなところまで目が行ってしまう

自分のことだけでなく、周りのことに対しても目が行きがちなのが原因となって短気になる人がいます。他人の言動の細かなところまで気になってしまい、自分の意に沿わないことがあるとイライラしてしまうのです。

「仕事のやり方が効率的でない。私だったら、こうするのに…」といったように他人の行動を自分に当てはめて考え、どんどんイライラが増していきます。短気な人はイライラが溜まるのが早いので、非効率なことをしている人に対して急に怒り出してしまうでしょう。

しかし、物事のやり方は人それぞれである場合もあります。自分のやり方だけ押し付けていては、良い人間関係は築けないでしょう。

他の人より頭の回転が早い

他の人と比べて頭の回転が早いと、他の人の考えに物足りなさを感じることがあります。常に一歩先を見ているので、「どうしてもっと前に進んだ考え方ができないのか」「こんな考え方では、仕事が進まない」といったように苛立ちが募っていくのです。

そして、あまりにも物事の進みが遅いと感じた時に短気な人はキレ始めるはず。自分のペースに周囲がついてこないことにイライラし、怒り散らすことが多くなります。

そのため、頭の回転が早く短気な人とチームワークをするのは大変です。相手のペースに合わせようと頑張っても足りず、頻繁に怒られるようになってしまうでしょう。

高い理想を持っている

高い理想を持っていることが原因となり、気が短くなる人がいます。周りにも同じように高い理想を持つことを押し付け、それに見合わない人がいるとイライラするようになるでしょう。

理想を持つことは大切ですが、それを他人に押し付けてばかりだと自分も相手も追い込まれるようになります。「もっと上に行かなくてはならないのに、周りがついてこない」という焦りから、身近な人に当たり散らすこともあるはずです。

理想を持つ時は、それが現実的なことなのか考えることも大切。焦らず、じっくりと達成できるような理想を持った方が心の余裕が生まれるのではないでしょうか。