「もやもやする」に関する専門家の意見やアドバイス
もやもやするくらいなら、「真面目に生きること」をやめたほうがいい
真面目であることは一般的に美徳とされていますが、社会的に成功するのは、必ずしもこのタイプではありません。ヘラヘラしている人の出世にもやもやするくらいなら、いっそ「真面目ないい人」をやめてみてはいかがでしょうか。『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(DJあおい)には、以下のような記述があります。
「世の中では真面目であること、いい人であることを美徳としている場合が多いです。真面目に、いい人になろうとしている人も少なくありません。しかし、必ずしも美徳ではありません。
真面目な人、いい人は社会にとって『都合のいい人』であることがほとんどです。そのまま都合のいい人として利用され続けることになります。
『そんなことはない!がんばっていれば誰かが見ていてくれる!我慢していればきっといいことがある!』
そんな根拠のない希望にすがりつき、耐える人もいますが、実際は誰も見ていません。何もいいことも起こりません。その証拠に大成する人、出世する人はみな利己的でわがままで、それを押し通すだけの実力をつけた人です。決して『真面目な人』『いい人』ではありません。ただ損をするだけです。真面目な人って怒られやすいんですね。
苦境でもグッと我慢しちゃう。結果、ヘラヘラしている人よりも上司や先輩から怒られるターゲットにされやすいんです。
だから、真面目になる必要も、いい人になる必要もないんです。上司や先輩たちが『真面目にやれ』だのなんだの言ってくるのは、都合のいい駒を増やしたいだけにすぎません。耳を貸すだけ無駄です。言われた通り真面目になったって、社会の養分になるしか道はないのですから。
自分のわがままを主張しましょう。
そのわがままに責任を持ちましょう。
わがままを押し通すだけの実力を養いましょう。
出世したいのなら、真面目でいい人はできるだけ早く卒業したほうがいいですよ。」
「きっと誰かが見てくれている」と信じて真面目に頑張るのは、決して悪いことはありません。しかし、利己的な人が成功するのを見てもやもやするくらいなら、いっそ自分の殻を突き破って、やりたいことを主張してみてはいかがでしょうか。
やりたいことの「周辺」を磨いても、もやもやするだけ!
やりたいことがあるのに、ストレートにど真ん中を目指すのではなく、それに近い何かで妥協してしまう人は少なくありません。『オトナの決断力 恋愛、仕事、人間関係、欲しいものを手に入れる!』(岡山里香)には、以下のような記述があります。
「小学校時代に文集で『漫画家になりたい』と書いていた私ですが、なんだかんだビビッてしまい、食いっぱぐれがなさそうな進路や仕事を選んできました。その先に、『いつかやりたいことができる』と信じて……。
その結果、やはり、『やりたいことをやるには、やりたいことド真ん中に飛び込むしかなく、それ以外は、どこか妥協している』ということに気づいてしまって、イマイチ突き抜けられない、という状態になりました。
(中略)
やりたいことの周辺ばかり磨いて、『いつかやりたいことができる』と思っている状態を私は『周辺磨き』と呼んでいます。『周辺磨き』を一生懸命して学んだことは3つ。
●周辺を磨いても、周辺が磨かれるだけ。やりたいことには近づけない。
●やりたいことではないと結果、もやもやする。
●義務的なことをやっていると判断が鈍り、最悪、騙されることもある。
3つ目はとても大切なので、補足でご説明します。『周辺磨き』をしている人は、『どうしたいか』よりも『どうするべきか』という考えのもと行動しているので、『すべき』という理由があれば、その方向に動いてしまいます。立場が上の人や話がうまい人から『これをやるべきだよ』『これを買うべき』と言われた時に、うまい話に乗ってしまうのです。会社経営をしていると、ずるい人に巡り合うこともあります。私も『どうしたいか』より、『会社を安定させるためにやるべき』と考えている時は、よく騙されました。不要な出費を強いられたり、私がした仕事の大半の売上を不当に持っていかれたり……。
騙す人は、権力や口のうまさを利用する術を持っているので、『すべき』理由を作るのが得意です。また、騙す人は、相手を見ています。『騙せそうか』というのを見ているのですが、その時狙うのはやはり『すべき』で考える人。それに気づいたのは、『やりたいこと』が明確な妹を同席させるだけで、騙そうとする人がひるんでずるい話をしなくなっているのを見た時です。妹は、ビジネスや交渉が強いタイプではないですが、騙す人のずるさがわかってしまうらしく、きっとずるい人側も『こいつは騙せない』と思って牙を出さないんでしょうね。今では私も、意識的に『やりたいこと』思考にしているので、ずるい人がわかるようになってきました。
話を戻しますが、結局、やりたいことをやるには『やりたいことド真ん中』に飛び込むしかないのです。『できなかったらどうしよう』と思っても、結局、周辺磨きをしている限りは『やりたいこと』を叶えられる可能性はゼロです。
もう一度言います。周辺磨きをしている限り、やりたいことをやれる可能性はゼロです。夢を叶えるというのは、周辺を磨いていて叶えられるほど甘くはないのです。逆に、やりたいことド真ん中に飛び込めば、道は大きく開かれます。私の経験から思うのは、先送りにしても何もいいことがないということ。飛び込めば、スキルは上がるし、それが夢を叶える最短ルートなのです。やりたいことは、早く始めましょう!」
やりたいことに近づくために、その周辺の何かをどんなに頑張ったって、やりたいことド真ん中には到達できません。だから、もやもやする感情が生まれてしまうのでしょう。せっかくやりたいことが見つかっているのなら、少しでも早くその道に飛び込むのが最短ルートになるのではないでしょうか。
<参考文献>
『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(DJあおい)
『オトナの決断力 恋愛、仕事、人間関係、欲しいものを手に入れる!』(岡山里香)
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