使えない新人を育成するにはどうしたらいい?
性格を知る
使えない新人の育成担当になった場合、まず、その新人の性格を分析しておきましょう。同じ使えない新人でも、性格はそれぞれで、それによって対応も変わってくるからです。
消極的なタイプの新人であれば「挨拶だけは大きめの声で」「電話だけでも頑張って取るようにして」と、今すぐできることから徐々に始めていくようにしてください。覚えるのが遅い新人であれば「メモを取るようにして」「あなたが絶対しなければならない毎日の作業はこれ」と、具体的にアドバイスをしましょう。
人の性格はさまざなであり、使えない新人でも長所はどこかに必ずあるはずです。根気良く対応するようにしてくださいね。
評価してあげる
使えない新人だからと言って「これくらいできて当たり前」「その仕事まだ終わらないの?」と言うのはやめましょう。
見た目が使えない新人でも、本人にとっては一生懸命努力していることもありえます。それなのに批判されると、余計に自信がなくなりますし、時にはパニックを起こすことすら出てくるでしょう。状況によっては、パワハラ扱いされてしまうことも…。
どんな些細な作業でも「ありがとう。助かりました」とお礼を言うことはもちろん、「最近間違いが少なくなったから、その調子でお願いね」と伝えるなど、小さなことでも良いので、評価できるところを見つけるようにしてください。
良いところを見つけようとすることで、その人の長所は見えてきますし、何よりあなた自身もイライラすることが減ることでしょう。
詳細に指示を出す
指示待ち人間タイプの新人や、極度の緊張を起こしてしまう新人である場合、詳細に指示を出すことをおすすめします。
このタイプの使えない新人に「適当にやっといて」「手が空いたらこれをして」というざっくりな要求をしても「適当って…?」「いつまで経っても手が空かないからできない」ということになってしまいかねません。
「何時までに○○さんに渡して」「書類の確認が終わったら、○○部長に承認を得て、顧客にメールして」というように、可能な限り詳細に指示を出すことで、使えない新人も安心して作業に取り組めるのです。
「なぜそこまでやってあげないといけないの?」と思ってしまいがちですが、できるだけ仕事が滞らないようにしたいなら、この方法があることを覚えておいてくださいね。
アメとムチを使い分ける
使えない新人だと、つい叱ってばかりになりがちですし「使えない新人だから、多分こなせないはず。この仕事は私がしてしまおう」と甘やかしてしまうことも考えられます。
しかし、新人であっても、同じ社員です。ダメなところはしっかりと注意しなければなりません。そして、注意した後は「最初は誰でもミスするから、二度としないように努力してほしい」とフォローするなど工夫をしておきましょう。
また、叱るばかりではなく、仕事を問題なくこなせたら「よくできてる」「最近調子が良くなっているね」と褒めるようにしてください。そうすることで「叱るばかりの怖い人」と思われることなく、あなたのことを信頼してくれるようになるでしょう。
使えない新人の長所を引き出す
使えない新人は全員が同じタイプではありません。引っ込み思案で消極的な新人でも、細かい事務作業や黙々とこなすデータ入力なら得意かもしれません。また、ミスが多くとも積極性はあって人懐っこいタイプの新人なら、まずは飲み会の幹事などみんなが敬遠するものを任せても良いかもしれませんね。
使えない新人をひとくくりに考えるのは早いです。使えない新人でも必ず長所はあるはずですから、その長所を見つけ伸ばすようにしてください。そうすることで、使えない新人でも成功体験からの自信をつけ、要領が分かってくることでしょう。
会社はチームワークで成り立っており、それぞれの個性が融合して成り立っているのです。長所を生かせるようにしてあげてくださいね。
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