セルライトをつぶすのがNGな理由
セルライトをつぶすのは、自宅でできるセルライトのケア方法としては手軽ですし、一見するとかたくなった脂肪をほぐすというのは効果的にも思えますよね。ですが、力任せにセルライトをつぶす行為は、セルライトの除去方法としてはNG行為なのです。
では、なぜセルライトをつぶすのはNGなのでしょうか。セルライトをつぶすことによって起きる悪影響についてみていきましょう。
皮膚を傷つけてしまうから
セルライトをつぶすとなると、強い力でぎゅっと皮膚をつまんだり、ねじるように逆方向に皮膚を引っ張ったりと、大きな力が皮膚に加わることになります。「痛みを感じるくらいがちょうどいい」と言われることもありました。
しかし、痛みを感じるほどの力を皮膚に加えると、当然ですが皮膚や毛細血管を傷つけることになります。セルライトをつぶす行為は、正常な部分を壊してしまう事態につながるのです。
逆にセルライトを増やしてしまうから
セルライトをつぶすことによって、皮膚や毛細血管を傷つけてしまうと何が起きるのでしょうか。結論から言うと、セルライトをつぶすような強いマッサージをすることで、セルライトは逆に増えてしまうことがあります。
そもそもセルライトというのは、毛細血管やリンパ管を押し潰して肥大化していきます。そして、傷つけられた皮膚組織や毛細血管を修復するためにコラーゲンが作用し、より大きな脂肪を形成し、凹凸が目立つようになるのです。
簡単に言えば、セルライトをつぶすことによって脂肪が分裂すると1つのセルライトが2つに増えるようなもの。一時的に脂肪が柔らかくなったように感じても、時間が経つにつれてより凹凸が目立つようになってしまうので、セルライトをつぶすのはNGです。
あざを作ってしまうから
セルライトをつぶすことに限らず、「強めにマッサージしていたらあざだらけになってしまった」という経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか?
セルライトの除去は、見た目の美しさを手に入れるために行うもの。セルライトをつぶす行為は根本的な効果にならないばかりか、痛々しいあざを作ってしまう原因にもなるのです。
あざや内出血ができるのは、衝撃によって毛細血管が切れてしまうことが原因です。若いうちにはあざの治りも早いですが、加齢に伴って治りにくくなったり痛みを感じることもあります。「はやくセルライトをなくしたい」と焦らずに、やさしいマッサージを心がけましょう。
エステのマッサージは「つぶす」マッサージではない
「セルライトをつぶすのはNG」と説明すると「じゃあエステなどでやっている施術も本当は効果がないの?」という疑問がよくあがります。ですが、エステで行っているのは、セルライトをつぶすマッサージとは全く違うものです。
エステでは、まずキャビテーションのような高周波機器を用いて、毛細血管やリンパ管を傷つけることなく脂肪を分解あるいは破壊していきます。
そのあとで、老廃物として排出されやすくなった脂肪を、強めのマッサージでどんどん流していくのです。このマッサージはあくまでも老廃物を流すためのものであって、セルライトをつぶすためではありません。
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