要注意!NGな励ましの言葉とは?
励ましの言葉をかけるときに、気合が入りすぎる人がこのようなミスを犯す傾向が強いようです。「相手を奮起させる」ために良かれと思って言う言葉は、多くの場合空回りします。誰かを元気にしたいのであれば、自分の気持ちは横に置いて、相手に寄り添うことを意識してくださいね。
「みんな辛いんだよ」
何か物事を失敗して、長いことウジウジと悩んでいる人がいると、励ます方としてもだんだんイライラしてきますよね。そんなときについつい言ってしまうのが「みんな辛いんだよ」というセリフです。
しかし、落ち込んでいる当の本人にとっては、自分以外の他人の辛さなどに気を配る余裕はありません。そもそも、みんな辛いからと言って、自分の苦しみがなくなるわけではありませんよね。
「みんな辛いんだよ」と言ってしまう背景には、落ち込んでいる人を自分なら立ち直らせる事ができるという過剰な自信があるかもしれません。一通りの励ましの言葉をかけたあとは、少し距離をおいて遠くから見守るのも1つの方法ですよ。
「もっと頑張らないと!」
相手に対する期待値が高いほど、「もっと頑張らないと!」と発破をかけたくなりますよね。しかし、1つの物事をどれくらい頑張れるのかは人それぞれです。体力や腕力、知識量、体調によっても、やる気は大きく左右されるでしょう。
また、あなたからは余裕があるように見えたとしても、本人にとってはいっぱいいっぱいなことも多々あります。「頑張れ!」という言葉を使いたいときには、相手に余裕があるのか確認して、どのように頑張るといいのかアドバイスするまでのケアが必要であると心得ておきましょう。
「甘えてるよね」
年上の人が年下の人に向かってついつい言ってしまうセリフの1つです。そして、「自分のときは大変だった」という苦労自慢とセットになっているのが、「甘えてるよね」という言葉の特徴でもあります。
確かに、「甘えてるよね」という言葉で相手を突き放すのは簡単ですが、相手が萎縮するだけでなく、根本的な問題は何も解決しません。励ましの言葉としては不適切でしょう。
「自己責任だよ」
巷にも自己責任論が溢れている昨今ですが、これも困っている人を突き放すだけで、問題を解決することを放棄している言葉です。「自己責任だよ」と言われた相手は、何も反論することができなくなってしまいます。
しかし、誰かが困っていることを自分の得意なことで助け、自分が困っているときに誰かに助けてもらうのが人間社会の基本です。個人のせいにして切り捨てるのは簡単ですが、人間のあり方としては難のある対応でしょう。
「俺(私)は平気だけどね」
ときどき、励ましの言葉をかける体で話しかけ、相手のトラブルを根掘り葉掘り聞き出す人がいます。そして、相手の落ち込んでいる原因が分かった途端に、「そんな大したことないトラブル、自分は平気だけどね」と手のひらを返すことが多いようです。
同じトラブルであっても、どのように感じるかは人それぞれですから、自分と相手を比較するのはナンセンスな行為。それを聞いた人は、「自分は平気じゃない」とさらに萎縮してしまいます。
ついつい誰かにマウントをとる癖があるという人は、落ち込んでいる人には極力近寄らないようにするのが最低限のマナーになるでしょう。
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