共依存親子から抜け出す方法は?
では、自分たちが共依存親子かもしれないと思い、その関係から抜け出したいと考えた時、何をすればいいのでしょうか?共依存親子の中にも素敵な関係を築く人はいますが、デメリットを知って「改善したい」と思った人は多いはずです。
そこでここでは、共依存親子から抜け出す方法や、持つべき意識について解説していきます。
共依存関係であることを自覚する
何事にも言えることですが、問題を解決するためには、その問題と向き合わなくてはなりません。自分たちが共依存親子だと感じたら、まずはその現実を受け止め、冷静に原因を探ってみることが大切です。
共依存関係から抜け出したいなら、お互いが自覚して改善に向けて行動することが理想ですが、それが難しいようならば、自分だけが自覚して改善に向けて行動するだけでも構いません。
共依存はお互いが依存している関係性であるため、どちらか片方が自覚して依存心をなくせば、共依存の関係性は壊れます。もちろんそれだけでは問題解決にはなりませんが、現状を変えたいのであれば、自分だけでも問題と向き合うようにしましょう。
親子で過ごす時間を減らす
多くの共依存家族は、親子で過ごす時間が長い傾向にあります。一緒にいる時間が長いということは、それだけお互いに干渉する時間が長いという意味にもなります。また、他の人間関係が築けない、別の問題と向き合えないなどの原因になることもあるでしょう。
したがって、共依存親子問題を解決するためには、親子で過ごす時間を減らすのが効果的です。親子で一緒に暮らしているのであれば、子供が一人暮らしをするのが手っ取り早い方法となるでしょう。
お互い自分だけの時間を楽しめるようになれば、相手への依存心も徐々になくなっていくでしょう。
自分の意見や気持ちを整理する
共依存親子になってしまうと、自分の意見や気持ちをなかなか言い出せなくなります。そのようなことが増えていくと、やがて、自分が何を考えているのか、何をしたいのかがわからなくなってしまうでしょう。
共依存親子の関係を改善するためには、自分の意見や気持ちを尊重できるように日々心がけていくことが大切です。長い間自分の意見や気持ちを封印していた場合、尊重したくても、そもそも自分の意見や気持ちがわからなくなっているため、まずはノートなどに自分の考えをまとめてみるのがいいでしょう。
少しずつ自分の意見や気持ちを整理していけば、自分自身と向き合えるようになります。やがてそれは自立心や自己主張へと繋がっていくはずですよ。
親子関係を変えるのではなく自分自身を変える
共依存親子の問題を解決したいなら、親子関係を変えるのではなく、自分自身が変わろうという意識を持つことが大事です。ここを間違えないようにしましょう。
共依存親子になった最初の原因がたとえ相手にあったとしても、共依存親子になった以上、原因はお互いにあります。そしてどの関係性にも言えることですが、他人を変えるよりも自分が変わるほうが格段に簡単で、確実だということを忘れてはいけません。
したがって現状を変えたいのであれば、自分の中にある原因と向き合い、改善していくことが大切です。たとえ相手が変わろうとしなくても、あなた自身が変われば関係性は変わるため、自信を持って原因と向き合いましょう。
人と接する機会を増やす
人と接する機会を増やすことも、共依存親子の関係を改善するために必要なことです。
共依存親子になってしまう原因のひとつは、お互いを干渉する時間が長いことです。親と子が接する時間や気にかける時間が長いため、必然的に他人と関わる時間が少なくなってしまうわけですね。
しかし、親や子以外と接する機会を増やしていけば、親子だけの時間は自然に減っていくはずです。人間関係が広がっていけば、親や子に依存される時間が減り、自立心も養われていくでしょう。
子供の自立について考える
共依存親子だと自覚しているあなたが親の立場の場合、子供の自立について一度真剣に考えてみましょう。干渉しすぎていないか、甘やかしすぎていないか、振り返ってみてください。
一概に親が原因とは言い切れませんが、共依存親子となった根本的な原因は、親の子供に対する態度であることがほとんどです。子供がすでにそれなりに大きくなっていると、いまさら態度を変えるのは難しいかもしれませんが、このままではお互いのためになりません。
少しずつで構わないので、子供と共依存関係になった原因と向き合い、態度を改めていきましょう。
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