理不尽な上司の心理
部下をコントロールしたい
自分が上司である以上、自分を越されたくないし、自分の思いどおりに部下に動いてほしいという心理が働いているのでしょう。部下をコントロールし、自分の立場が不利にならないように理不尽な態度を取り続けるのです。
部下が何か提案したり、意見を言ってきたりすることは、仕事ができない理不尽な上司にとって恐怖しかないのでしょう。
それを阻止するために、必死で高圧的な態度を取ったり、指示をコロコロ変えたりするのです。
部下を尊重しながら、チームを上手く結束させるということは一切考えず、とにかく部下が自分より目立つことのないように理不尽な要求をぶつけていると考えられます。
優越感を味わいたい
理不尽な上司は「俺はこいつより上だ」という優越感を感じるために、相手に対して高圧的な態度になってしまったり、無駄な指示を出し続けたりすることも多くあると言えます。
自分が優秀な人材になれるよう努力し、人より功績を残して優越感を味わいたいというのはとても健全な考え方ですから問題はありません。しかし、自分は何の努力もせずに向上することなく、そのうえで優越感も味わいたいというのなら、それは勝手な考えだと言えるでしょう。
自分は向上しないのですから、優越感を味わおうと思ったら、周囲の人間を落とさなくてはなりません。「自分は努力したくない。だから俺より努力するな。出世するな」という、文字どおり理不尽な考えで周囲を困惑させてしまうのです。
自分が正しいと思っている
理不尽な上司は、そもそも自分が間違っているという考えに至らないことも多いでしょう。自分がルールブックであり、それに反するものはすべて排除してしまうのです。
人間は誰しも間違いや失敗を犯します。完璧な人間などいないのですから、当然のことだと言えるでしょう。
しかし、理不尽な上司はいつでも自分が正しいと思い込んでいて、少しでも指摘されようものなら激昂して怒ったりすることも珍しい話ではないのです。
指摘や意見を素直に受け入れ、協調性を持ってコミュニケーションを取るという大きな心は持ち合わせておらず、自分のプライドが傷つかないようにすることに必死になってしまうので、ある意味かわいそうな人なのかもしれませんね。
理不尽な要求をされるのは当たり前だと思っている
現代は人権も謳われるようになり、パワハラやセクハラについても世間の認識が深くなってきています。しかし、一昔前の考え方はどうだったでしょうか。
理不尽な上司が新人だった1990年代~2000年代頃は、まだパワハラやセクハラについて世間の認識も浅く、相談窓口なども充実していませんでした。上司から理不尽な要求をされるのは当たり前だったのです。
そのため、「最近の奴は我慢が足りない」「俺らの時代は、このくらいは当たり前にされた」などと言っては、上司が偉そうにすることは当然だと言わんばかりの態度を取ります。
このタイプの理不尽な上司には、まず、時代錯誤の考え方が現代では通用しないということを理解してもらわなければいけません。
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